ブログ京橋店

2018.9.14

京野菜は伝統的な都の野菜

京野菜とは、京都で栽培・生産されている伝統野菜やブランド京野菜のことです。みなさん、京野菜というとどんな野菜を思い浮かべるでしょうか?実は、一言で「京野菜」といってもさまざまな種類の野菜があるのです。

さて、本日は京野菜についてお話させていただきます。

いろいろな京野菜

京野菜
冒頭でも触れたように、京野菜とは京都特産の野菜で、京都の雰囲気を醸し出しているのが特徴です。
しかし、実際には「京野菜」の定義はあいまいな物で、明確には定められていないのです。
現状は、「京都で品種が確立したもの」もしくは「京都独自の生産技術によって生み出されたもの」などを指しますが、中には京都府内でほとんど生産されていないにもかかわらず「京野菜」とされているユリ根などもあります。
一般的に、明治時代後半以降に日本に導入された野菜は京野菜の中に含まれず、主に5世紀~12世紀頃までに中国・朝鮮半島から伝わった「サトイモ」や「ダイコン」などの野菜などが対象になっています。

京野菜は、現代の交雑品種などと比較しても広域流通の便が高くないことが原因で、一度生産量が減少したのですが、京都府や京都市による品種の調査をはじめとするブランド京野菜の推進などによって、徐々に生産や消費が拡大しています。
少し昔の調査結果によるものですが、京野菜は一般的な改良品種と比較してビタミンやミネラル、食物繊維などを豊富に含むことでも知られています。

京野菜をさらに広めるために、京都府農林水産部では毎月15日を「京野菜の日」としてPR活動も行っているのです。さらに、2008年からは京野菜検定が開催されるなど、ユニークな取り組みも行われているのです。

青味大根

青味大根は、江戸時代の頃に今は絶滅した「郡大根」の変異種として生まれたとされています。
直径は1~1.5cm、長さは12~15cmと、細長いのが特徴で、根は1、2回曲がって独特な形になっています。
地上に出る首の部分が緑色をしていることから、「青味だいこん」と呼ばれるようになったそうです。昔からご祝儀用に欠かせないものとされ、吸い物の具や青味の部分をキュウリの代用としたり、漬物用としても利用されています。
8月下旬~9月上旬に種播きして、11月~1月末に収穫されます。

聖護院かぶ

聖護院
聖護院かぶは、京都の有名な漬物である「千枚漬け」の材料として有名なので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
京料理の一つの「かぶら蒸し」は、秋冬の温かい料理ですよね。かぶら蒸しは、すりおろした聖護院かぶを泡だて、卵白と合わせてぐじやウナギなどとともに蒸して葛あんをかけたものです。また、「なます」や「炊合せ」の他にも、スープやサラダなどと幅広く使われています。

壬生菜

昔の京都では魚介類の入手が困難だったこともあって、多くの京野菜が作られました。
京野菜の一つである壬生菜は、京都市内の壬生地区で栽培されていること由来しています。現在でもほとんどの壬生菜が京阪神で栽培されています。
耐寒性が強い壬生菜の旬は冬~春で、霜にあたったほうが品質が良いとされています。独特の香りと辛みが特徴で、漬物用として利用されることが多いようですが、煮物や雑煮にも使われることもあります。壬生菜は、葉先の伸びたものが柔らかく、良品だとされています。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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