ブログ京橋店

2018.9.10

夕立とゲリラ豪雨について

夕立とゲリラ豪雨の違いを説明できますか?夏の夕方に降る夕立は昔から一般的なものでしたが、近年増えている「ゲリラ豪雨」と呼ばれている雨は、夕立とは異なるものなのでしょうか。

本日は、夕立とゲリラ豪雨についてお話させていただきたいと思います。

夕立とは

夕立・ゲリラ豪雨
まずは、夕立について触れておきましょう。
夕立とは、夏の午後から夕方にかけてよく見られる天気のことで、激しいにわか雨を伴うのが特徴です。
「夕立」という独立した現象があるわけではありませんが、通常の雨などに比べて発生する時間帯などが特徴的であるため、日本では「夕立」という用語を気象学でも使用しています。

夕立の現象としては、急に発達した積乱雲によってにわか雨を降らせることで、時には雷や突風、雹(ひょう)なども伴うこともあります。

夕立だとされる雨が降る時間帯は、正午を過ぎたころから日没後から数時間までだとされています。夕立に対して、早朝に発生するにわか雨を「朝立」と呼ぶこともあるそうですが、単純に早朝に発生するにわか雨のことを指しているだけであり、夏特有の現象ではないため、あまり使用されていません。

また、夕立だとされる時期は梅雨明け頃~秋雨が始まるころまでの期間で、夏の晴れが多い時期に発生するものを指しています。
しかし、最近では異常気象によって5~6月にも夕立が見られるようになってきました。

突発的な強雨や強風、雷などといった夕立に似た現象は、寒冷前線通過に際しても起きることがありますが、そういった場合は季節や時間に限らず広範囲に起こるため、夕立とは区別されています。
また、低気圧の周辺で発生するものや台風の周辺で発生するものも、夕立とは呼ばれません。

一般的に、夕立が発生するのは午前中からの日射によって地表面の空気が暖められたために上昇気流を生じ、水蒸気によって積乱雲を形成して降雨をもたらします。「上昇気流」、「上空と地表付近の大きな気温差」、「高温多湿の空気」といったこれらの条件が揃うと、大気が不安定になって夕立の雲が発生するのです。

 

ゲリラ豪雨

夕立・ゲリラ豪雨
近年良く使用されている「ゲリラ豪雨」という言葉は、正式な気象用語ではありませんが集中豪雨の一種だとされています。
大気が不安定になることで突発的に起こり、天気予報による正確な予測が難しい局地的な大雨を、軍事のゲリラに例えて、このように呼ばれています。
ゲリラ豪雨は、従来から使用されていたにわか雨や集中豪雨、夕立といった言葉を、マスメディアなどが代用した表現で、局地豪雨、ゲリラ雨、ゲリラ雷雨などといった呼ばれ方もされます。
このような突発的な豪雨への対策として、気象レーダーを生かしつつ観測間隔を30〜10分間隔から5〜1分間隔へと短縮したり、雨雲や風の移動速度や方向が観測できるレーダーの設置箇所を増やといったことが行われています。
さらに、数値予報モデルの高精度化や、雨粒の直径を計測できる最新の気象レーダーの設置、さらには多数のリアルタイム観測データから豪雨を予測する技術の開発などもどんどん進められているそうです。

年々夏の暑さが増している近年では、局地的な大雨の被害も増えています。
みなさんも、お出かけの際には注意してくださいね。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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