ブログ京橋店

ススキと十五夜

ススキと言えば、十五夜の飾りとしても身近な植物ですよね。しかし、身近でありながらなぜ秋の十五夜にススキを飾るのか、理由を知っている方は少ないのではないでしょうか?

本日は、ススキについてお話させていただきたいと思います。

ススキとは

ススキ
ススキの高さは1m~2mで、地下にはしっかりした地下茎が張られていて、そこから多数の花茎を立てています。すすきの葉は細長く、皮膚が傷ついてしまうことがあるので、扱う際には注意が必要です。

ススキは、夏から秋にかけての時期に茎の先端に長さ20~30cmの十数本に分かれた花穂をつけます。花穂は赤っぽい色をしていますが、種子には白い毛が生えているため、全体が白っぽく見えます。ちなみに、この種子は風によって飛ぶことができるようです。

日本には全国に分布していますが、特に日当たりの良い山野に多く生息しています。

冬には枯れるのが普通ですが、沖縄な温暖な地域では冬でも枯れることはなく、その高さは5mにも達します。その細長い形ゆえに、サトウキビと勘違いする観光客も多いそうです。
海外だと、朝鮮半島や中国、台湾にも分布するほか、北米では侵略的外来種として猛威をふるっているのだそうです。

 

日本文化とススキ

ススキ
十五夜の月見には、ハギとともにススキを飾ることが多いですよね。
ちなみに、花札では旧暦8月、新暦の感覚で秋に相当する時節に用いられています。 また、沖縄地方ではススキの葉を環のように結んで魔除けとする風習があるそうです。
日本語では、ススキの穂が動物の尾に似ていることから、「尾花」と呼ぶことがあり、ススキ自体もそのように呼ばれることもあります。

十五夜にススキを飾る理由の一つに、ススキの切り口は鋭いため、魔よけとされてきたことにあります。
魔よけとして供えるススキには、災害などから収穫物を守り、翌年の豊作を願う気持ちがこめられていたようです。また、ススキは古くから「神様の宿り場」だとも考えられていました。

これらのことから、十五夜にススキを飾る風習ができたのだとされています。
また、十五夜にはススキの他にもお団子や果物などといったお供え物として飾りますよね。お供えした食べ物は、十五夜が終わると食べるのですが、これにも「お供え物を食べることで、健康になり、幸せをえることができる」と言う意味が込められています。

空気が澄んで、月がより美しく見れる季節でもありますので、ぜひみなさまもススキを飾って月を眺めてみてはいかがでしょうか。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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