ブログ京橋店

2019.12.3

包丁の由来と和包丁の種類について

包丁の由来と和包丁の種類を、ご存知でしょうか?料理に欠かせない包丁ですが、その歴史は古く、なんと縄文時代の頃には現代の包丁の原型ともなる調理道具があったとされているのです。現代では、包丁は「和包丁」と「洋包丁」の2つの種類に分類することができ、その特徴を生かして使い分けがされているのです。

本日は、包丁の由来と和包丁の種類についてお話させていただきたいと思います。

包丁の由来

和包丁
冒頭でご紹介した通り、包丁の原型となる調理器具は縄文時代の頃から使用されていました。その当時は、硬い石を磨き、それを刃物状にして、植物の調理はもちろん、採った獲物の解体などにも使用されていたため、調理器具というよりは「刃物」という認識であったと考えられています。

そもそも、なぜ「包丁」と呼ばれているのかというと、その由来は昔の中国にありました。もともと、中国で「包丁」とは「料理人の丁さん」という意味でした。ところが、この料理人の丁さんの包丁さばきが素晴らしかったということから、それが転じて料理する際に使用する刃物のことを、「包丁の刀」、それが略されて「包丁」と呼ばれるようになったのです。

和包丁の種類

和包丁
包丁の由来ともなっている丁さんの国である中国では、中華包丁1本でどんな食材でもこなしますが、日本では食材によってそれに合った包丁を使い分けていますよね。例えば、野菜を切る時は菜切り、魚を切る時は出刃包丁や刺身包丁などと、使用する包丁の種類は異なります。一般的な家庭ではそこまで食材によって使い分けしないかもしれませんが、プロになるほど、食材や料理によって包丁を使い分けるものです。

様々な種類の包丁がありますが、現代では大きく分けると「和包丁」と「洋包丁」の2種類に分けることができます。和包丁は、主に和食の調理に使用されるもので、洋包丁は明治時代の頃に西洋から日本へ入ってきた包丁ですが、家庭で使用されるのは「洋包丁」が一般的となっています。

和包丁には様々な種類があり、良く使用されるのが「菜切り包丁」という野菜用の包丁です。「菜切り包丁」は、刃が非常に薄いため、千切りやかつらむきなどに適しています。また、刺身包丁にはいくつかの種類があり、骨のない魚の上身を切る際などに使用するものや、「本焼」と呼ばれる全てをひとつの鋼で作られているものなど、素材にも違いがあります。その他にも、魚を下す際に使用する「出刃包丁」、黒打ちにしてさびにくくした「黒打菜切包丁」なども、和包丁の種類として挙げることができます。

料理する際に欠かせない包丁は身近な調理器具ですが、その歴史は長く、食文化が発展するにしたがって変化してきたことがわかります。包丁の由来がわかると、料理をする際の思いや心構えにも変化があるのではないでしょうか。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

< 戻る

WEB予約はこちら

お電話でのご予約

銀座本店

03-6228-4313

西麻布店

03-6804-5113

赤坂店

03-6277-6270

八重洲店

03-5204-8067

京橋店

03-3538-5795

新橋店

03-5510-9033