ブログ京橋店

2017.12.26

海老芋(エビイモ)は京野菜の一つ

海老芋(エビイモ)とは、京野菜の一つの根菜で、このような名前が付いた由来はその見た目にあるそうです。風味がよく程よい甘みを持っているエビイモは、高級食材としても知られているのです。

本日は、海老芋についてお話させていただきたいと思います。

海老芋とは

海老芋
エビイモとは、サトイモ属ヤマサトイモの一つで、土寄せなどといった独特な方法で栽培されています。エビイモの形状は湾曲しているのが特徴で、その表面にエビのような横縞があることから、「海老芋(エビイモ)」という名前で呼ばれているそうです。
また、このエビイモは「京芋(きょういも)」とも呼ばれることもあります。

冒頭でも触れたとおり、エビイモは京野菜の一つである根菜です。主に京都府の精華町や京田辺市、舞鶴市などで生産されていますが、大阪府富田林市や兵庫県姫路市、徳島県、高知県などでも栽培されています。しかし、現在は静岡県でも多く栽培されており、全国シェアの8割が静岡県の旧豊岡村から旧竜洋町の天竜川東岸で収穫されているすです。京都府以外の地域でも栽培されているエビイモですが、近年では農家の高齢化に伴い、その生産量は年々減少しています。

エビイモが持つ特徴としては、一般的な里芋のような粘り気や、粉質の肉質に加えて、優れた風味と少しの甘みが挙げられます。煮ても煮崩れしにくく、色も変化しないため、高級食材として扱われているのです。

海老芋を使った料理として有名なものには京料理の一つである「芋棒」があります。その他にも、島根県ではエビイモを用いた芋煮が郷土料理として親しまれているのです。

エビイモの収穫時期は、10月上旬~11月中旬で、11月上旬~12月中旬に出荷されます。関西以外の地域で出回ることは非常に少なく、主に京都府を中心とした近畿地方で多く消費されています。

海老芋の歴史

エビイモは、江戸時代に青蓮院宮(しょうれいいんのみや)が長崎の土産として持ち帰った里芋が始まりだとされています。青蓮院宮は長崎から持ち帰った里芋を、当時仕えていた平野権太夫に栽培を託し、そこで採れた大型で良質の芋が、現在のエビイモの始まりだと言われています。

海老芋の調理例

海老芋
それでは、海老芋を使った料理をご紹介していきたいと思います。

まずは、「海老芋の揚げ煮」です。
エビイモは皮をむいて、一口大に切ったら水にさらします。
水気を切ったエビイモに片栗粉をまぶします。
次に、160℃の油で3~4分揚げ、軽く油を切りましょう。
この際、7分くらい竹ぐしが通れば大丈夫です。
別の鍋に、だし汁、砂糖、みりん、塩、薄口しょうゆを合わせ、一度沸騰させます。
彩りを添えるさやいんげんは、さっと煮て取り出しておきましょう。
合わせ調味料を沸騰させた鍋に、揚げた海老芋を入れて中火で煮ます。
海老芋に完全に火が通ったら器に盛り、さやいんげんを添えて「海老芋の揚げ煮」の完成です

続いては、「タラと海老芋の煮つけ」です。
エビイモを水で綺麗に淡い、縦半分に切り目を入れたらレンジで加熱します。
柔らかくなったらレジから取り出して、皮を剥きましょう。
皮を抜く際は、エビイモがとても熱いので、ペーパーを使うのがおすすめです。
フライパンに、薄切りした証がを少し入れて、出汁醤油、みりん、砂糖、酒、生姜を入れてひと煮たちさせます。
そこへ海老芋とタラを加えて、味が付くまで中火から弱火で煮たら「タラと海老芋の煮つけ」の完成です。

京野菜の一つとして様々な料理に使われている海老芋を是非、お召し上がりになってみてはいかがでしょうか。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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