ブログ京橋店

2018.9.14

ジュンサイについて

ジュンサイとは、スイレンなどと同じように葉を水面に浮かべる水草で、若芽の部分は食べることもできるのです。

本日はジュンサイについてお話させていただきたいと思います。

ジュンサイとは

ジュンサイ
冒頭でも触れたように、ジュンサイはスイレンなどのように葉を水面に浮かべる水草で、澄んだ淡水の池に生息しています。若芽の部分は食べることもできるので、食用として栽培されている場合もあります。

ジュンサイは、日本だけでなく東南アジアやインド、アフリカ、オーストラリア、アメリカなどといった広い地域に生息しています。
日本では、すでに絶滅した地域もあるそうですが、北海道から九州、南西諸島に生息しています。
浮葉植物であるジュンサイの葉は楕円形をしていて、長さ5~12mm、裏面は紫色をしています。ジュンサイの茎は水底の泥の中にあるのですが、そこから柄をのばすのではなく、水面近くにまでそのまま伸びているのが特徴です。
秋になると、地下茎の一部は越冬用の殖芽となります。そして、この茎から葉柄をのばすと、その先に葉をつけるのです。
ジュンサイの茎の先端の芽や若葉の裏面は寒天質の粘液で厚く覆われているため、触るとぬめりがあります。
花期は6~8月で、スイレンの花を細長くしたような花が咲きます。

 

食材としてのジュンサイ

ジュンサイ
ジュンサイは、日本だけでなく世界中に広く生息している植物ですが、食用としているのは中国と日本のみなのだそうです。

例えば、ゼリー状の膜で覆われたジュンサイの若芽は、日本料理での食材として珍重されています。

ジュンサイの主な生産地は秋田県三種町で、なんと国内生産量の約90%を占めているのです。1986年度に約270トンだったその生産量は、町が転作作物として1987年から3年かけて奨励事業を行ったことにより急速に増えました。そして、最盛期となった1991年度にはなんと約1260トンにも達したのです。しかし、その後は徐々に減少傾向に転じ、2016年度は約440トンまでに落ち込んでしまったそうです。

ジュンサイは秋田県の郷土料理とされて、主に下記のようなお料理に用いられています。

■酢の物:ぬめりが落ちないように軽く水で洗ったら、茹でて三杯酢で和えます。
■天ぷら:余分な水分をよく取ったら、天ぷら粉をつけてカラッと揚げます。

他にも、秋田県ではみそ汁やスープなどにも多く使用されています。

ジュンサイをお料理に使う際は、沸騰した湯の中で茹でてから使いましょう。1分ほど茹でたら、すぐに取り出して、冷水で冷やして色止めします。生の状態のジュンサイは赤茶色の部分がありますが、茹でるとその部分は緑色に変わります。

 

ジュンサイの栄養素

ジュンサイのほとんどを水分が占めているため、あまり栄養価は高くありません。
しかし、食物繊維や多糖体、葉の部分にはポリフェノールを豊富に含んでいます。

これらの栄養素は、粘膜の強化や整腸作用をはじめとして、動脈硬化予防や疲労回復、解熱、解毒などといった効果があると言われています。

また、多糖体とは糖類とたんぱく質の複合体であり、特有の粘りけやぬめりけをもったものです。粘膜を潤して強化する働きのある多糖体は、胃粘膜を強化して胃壁を保護し、胃潰瘍や胃炎の予防や改善を促す効果があります。さらに、鼻の粘膜を丈夫にするため、かぜやインフルエンザなどの感染症の予防にも効果を発揮するのです。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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