ブログ京橋店

2019.3.29

もってのほか(菊)について

もってのほか(菊) は、お料理に華やかな彩りを添えてくれる食用の菊のことです。最近では、「エディブルフラワー」とも呼ばれている食べることができる花には様々な種類のものがありますが、その中でも菊は日本人にとって非常になじみの深い花ですよね。

本日は、「もってのほか」という食用の菊についてお話させていただきます。

「もってのほか」という名の食用菊

もってのほか(菊)
花には、食べることができるものと食べることができないものの2通りがありますが、実は菊の花はどんな種類のものでも食べることができるのです。その中でも「食用菊」と呼ばれているものは苦みが少なく食べる部分である花びらが大きくなるように改良されたものなのです。

そして、みなさまが気になるのは「もってのほか」という変わった名前ですよね。
この名前の由来は、「天皇の御紋である菊の花を食べるなんて、もってのほかだ」という説や、「もってのほかおいしい」 という説などがありますが、現在のところは「もってのほかおいしい」という説が有力なようです。

「もってのほか」は、数ある食用菊の中でも特に風味がよく色が美しいことから、「食用菊の女王」とも呼ばれています。
山形県で多く栽培され、9月下旬から11月上旬の時期に収穫されます。

食用菊の調理方法

もってのほか(菊)
食卓に彩りを添える役目のある食用菊は、なんといってもその鮮やかな色が最も重要ですので、調理する際はこの美しい色を損なわないようにする必要があります。
食用菊をお湯でゆでる際にお酢を加えると、鮮やかな色を保ちつつ火を通すことができるのですが、お酢を加えるのを忘れてしまうと花びらの色はたちまち茶色く変色してしまいますので、注意しましょう。

食用菊を使用する際は、まず花びらの部分を外しておきます。
鍋にはお湯を用意します。
鍋の中の沸騰したお湯にお酢を加えて、そこへバラバラに花びらを外した状態の菊を入れます。
この際、花びらがお湯に浮いてきてしまいますので、再びお湯が沸騰するまで箸などを使って混ぜながら加熱していきましょう。
お湯が再び沸騰して、花びらがしんなりとしてきたら、ザルにあげて冷水で冷やします。
完全に熱が取れたら、余分な水分を絞ってから使用しましょう。

食用菊の活用方法は、お料理に彩りを加える「脇役」的なものだけでなく、おひたしや酢の物、あえ物などにしてもおいしく食べることができます。また、天ぷらや漬物、ちらし寿司などに使用するのもおすすめです。

食用として改良されただけあり、苦みが少なく食べやすいため、工夫次第で様々なお料理に用いることができる「もってのほか」。
しゃきしゃきとした歯ごたえを楽しむためには、茹ですぎないことが重要です。
せひ、ご家庭でもお料理に活用されてみてはいかがでしょうか?

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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