ブログ銀座三丁目店

魚の膾(なます)についてのご紹介

魚の膾(なます)を、みなさまご存知でしょうか?大根とニンジンの紅白なますは、お正月のおせち料理でもなじみのお料理ですが、元々は生の肉や魚を使用するお料理だったのです。

本日は、「魚の膾(なます)」についてのご紹介させていただきたいと思います。

お節料理でもおなじみの「なます」

なます
そもそも「なます」とは、みなさまもよくご存知の通り、紅白に見立てた千切りのニンジンとダイコン
を甘酢漬けにし、柚子で香りをつけたものですよね。お正月のお節料理でもおなじみの「なます」は、このようにニンジンとダイコンを使用するのが現在では一般的となってますが、元々は肉や魚を使用していました。なますは中国から日本へ伝わったお料理で、その後日本国内で独自に発展してきたのです。

「なます」と言う名前の「なま」は「生」を、「肉」を「しし」と読み、古くは「なましし」と呼ばれていました。これがのちに転じて、「なます」と言う名前になったのです。

なますの起源は、古くは紀元前の春秋時代にさかのぼります。その時代に、生肉や生魚を細かく刻んだ食べ物を「なます」と呼んでいたことが、始まりなのだそうです。これが日本に伝わり、平安時代頃には肉や魚、野菜を細かく刻んであえたものを「なます」と呼ぶようになったのです。

魚の膾(なます)について

なます
上記でご紹介したように、もともと「なます」には肉や魚を用いていました。日本で独自の変化を遂げた現在のなますは、地域によって使用する魚などに違いが見られます。
例えば、長崎県ではクジラを、北海道や一部の東北の地域では鮭を使用するのが一般的なのだそうです。

ここでは、三重県の郷土料理として親しまれている魚のなますの作り方をご紹介していきたいと思います。

【材料】
・大根
・ニンジン
・魚(三重県ではサンマを使うことが多いですが、白身魚でもOKです)
・酢
・砂糖
・酒
・みりん
・塩

【作り方】
まず、大根とニンジンを千切りにして、塩を振ったらしばらくそのまま置きます。
魚を3枚におろし、塩を振ってしばらく置きましょう。
魚を酢で洗い、砂糖酢につけます。
大根とニンジンがしんなりしてきたらかために絞ります。
酢、砂糖、酒、みりんを合わせたところへ、ニンジン、大根、魚、魚を混ぜ合わせたら完成です。

「なます」と言えば大根とニンジンの和え物と認識していた方にとっては、元々は肉や魚を使用するお料理であったことに驚かれるのではないでしょうか?ご家庭でも簡単に作ることができるので、ぜひ召し上がってみてください。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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