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山椒はさわやかで刺激的な魅力があとをひく

山椒といえば鰻?そんなイメージがありますよね。実はまだまだ知られざる魅力が満載の香辛料なんです。ピリッとした強めの刺激があるのに、さわやかさも兼ね備え、スッキリとした辛味なのに、あとをひく。本日はそんな山椒についてお話させていただきたいと思います。

 

山椒とは

山椒

 

山椒はミカン科サンショウ属の落葉低木です。あのさわやかな香りはミカン科というところからきていたのですね。柑橘系の香りはリラックス効果もあるそうです

種、葉、実すべてあますことなく食べられます。日本では和歌山県、高知県、京都府などが主な産地ですが、和歌山県が全国一の生産量を誇り国内生産量の約80%を占めています。食べ方は粉山椒や佃煮、塩漬けなど多岐にわたり、中でも和歌山県有田川町(旧清水町)、紀美野町の特産品である「ぶどう山椒」は、果実と果穂が大きく、ぶどうの房のような形でたくさん実ることからこのように呼ばれています。

 

部位ごとに見ていきましょう。

・若芽&若葉
木の芽と呼ばれ、鮮やかな緑で香りが良く、煮物や焼き物など料理の彩りとして添えられ、特に筍と相性が良いです。また、木の芽を味噌と和えた「木の芽味噌」は、木の芽和えや木の芽煮、木の芽田楽として食べられます。

・花
花を漬けた花山椒は、料理の彩りとして添えられ、その他にも佃煮や当座煮などとして食べられます。

・実
未熟な果実(青山椒、実山椒)は茹でて佃煮にしたり、ちりめんじゃこと混ぜてちりめん山椒として食べられます。

・果皮
皆さんにとって一番身近なものがこちらかと思います。熟した実の皮を乾燥させた粉末(粉山椒)は、香味料として鰻の蒲焼にかけたり、七味唐辛子にも使われています。粉山椒は一日ほど空気に触れただけで色合いや風味が大幅に落ちてしまうため、密封して冷凍保存することをオススメします。またお菓子類にも使われていて、五平餅に塗る甘辛いたれや、山椒あられ、山椒餅や切山椒などがあります。
そのほか回虫駆除、鎮痛、便秘、神経痛、腹痛、胃炎など様々な症状を改善してくれる漢方に使われています。

・木
木材はすりこ木として使われています。

 

山椒の栄養

山椒

 

山椒のピリっとした辛さは、サンショアミドとサンショオールいう物質によるものです。発汗作用や、胃腸の働きを整えたり、冷え性を改善したりする効果が期待できると言われていますよ。

また、先ほども書きましたが、ミカン科である山椒は柑橘系の香りがするためリラックス効果もあります。

そのほか山椒に含まれる嬉しい栄養素をご紹介します。

・カリウム
体内の水分バランスを整え、血圧を調整してくれます。食事に偏りがある方は不足がちになるので意識したい栄養素のひとつ。

・セレン
抗酸化作用があり、さまざまな食べ物に含まれています。しかし1日の推奨量も少ないため、食事で不足することはほとんどないようです。

・ナイアシン
ビタミンB群の仲間で炭水化物、脂質、タンパク質などをエネルギーに変える働きを助けてくれます。また皮膚や粘膜を健康に保つ働きもしてくれます。

・リン
骨や歯を作ります。肉や魚などの生鮮食品だけでなく加工食品などさまざまな食品に含まれているため不足の心配はほとんどなく、むしろ過剰摂取のリスクがあるようです。

このように山椒にはたくさんの栄養素が詰まっていて、嬉しい作用も多い反面、胃腸を刺激する作用も強いので内臓に熱がこもるような持病がある場合は症状を悪化させる可能性があるので注意が必要です。

 

山椒の食べ方

 

皆さんに知られているように、山椒はラーメンやうどんなどの麺料理、鍋物、汁物などによく合いますよね。お味噌汁の上に振るだけで香りを楽しむことができます。
また、和食のイメージが強いかもしれませんが、パスタなどの洋食にもひと振りすると新しい味に出会えます

肉の臭み消しに粉山椒を振りかけてステーキを焼いたり、生クリームとも意外とよく合うので白身魚と煮るもよし。

まだまだあります。ご飯のお供にぴったりな「ちりめん山椒」「出汁がらの佃煮」「山椒の醤油漬け」これらは野菜との和え物にもぴったり。
中華の王道「麻婆豆腐」、夏バテにさわやかな刺激が嬉しい「きゅうりとイカの山椒炒め」、「ぬか床」に山椒を入れる方もいるそうです。

 

山椒

 

様々な栄養素が含まれ、食べ方も無限大な食材であるということがお分かりいただけたと思います。個人的には白いご飯が大好きなので、山椒の味わいとともに炊き立てアツアツのご飯をいただきたいです。想像しただけでよだれが出てきてしまいますね。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。

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