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金針菜(きんしんさい)は夏バテに効果的な漢方食材

金針菜(きんしんさい)とは、植物の花の蕾の部分で、中国では体の調子を整えてくれる漢方食材として知られています。しかし、スーパーなどで見かけることがほとんどないため、日本ではあまり知られていません。

本日は、金針菜についてお話させていただきたいと思います。

金針菜(きんしんさい)について

冒頭でもご紹介した通り、金針菜はユリ科ワスレグサ属に属する中国南部が原産の植物の花の蕾です。
生薬にも使用されるほど健康に効果的であることに加えて、食感や風味が良いことから、高級食材とされているのです。
6月~10月が旬を迎える金針菜は、これからが食べごろです。この時期に収穫されるものは黄色をしていることから、「黄金金針菜」と呼ばれています。このつぼみの中には花粉が多く含まれているのですが、その花粉に栄養素がギュッと詰まっているのです。

漢方食材とされている金針菜ですが、味にクセがなく、シャキシャキとした歯ごたえを楽しむことができるので、子供から大人まで美味しく味わうことができる食材でもあります。

漢方食材としての金針菜について

金針菜
気になるのは、金針菜が持っている健康効果ですよね。
中医学による金針菜は、身体を冷やしたり、鎮静作用がある「涼性」に分類される食材です。
夏の暑い時期になると、体の中に熱がこもってしまいがちですが、金針菜には身体の熱を冷ます作用があるため、夏バテに効果的だと言われています。また、精神面でも金針菜は良い効果をもたらしてくれます。金針菜には、イライラと高ぶった気持ちを鎮静する効果があるため、精神的に安定させる効果もあるとされているのです。精神の緊張をほぐしたり、憂鬱な気分にも効果があり、不眠の解消にも効果的なのです。これからの時期、「暑くてなかなか眠れない」なんて日が続きますが、そういった時に金針菜が有効だと言うわけです。

金針菜に含まれている栄養素

金針菜
では、実際に金針菜に含まれている栄養素には、そのようなものがあるのでしょうか?
金針菜には、鉄分やビタミン類、アミノ酸の一つであるアスパラギン酸などの栄養素が豊富に含まれています。
特に、鉄分に関してはほうれん草の20倍もの含有量ですので、貧血気味の方には特におすすめしたい食材です。また、金針菜に含まれているビタミン類には、ビタミンAやビタミンc、ビタミンBなどが挙げられます。
このように、金針菜は実際に含まれている栄養素の面でもバランスの良い優秀な食材だと言えるのです。

日本のスーパーではまだ見かけることはほとんどないかもしれませんが、高級中華料理店ではお料理に使用されている場合があります。
機会があったら、ぜひ金針菜を味わって、暑い夏を乗り切りましょう。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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