ブログ銀座三丁目店
金時草(きんじそう)について
金時草(きんじそう)という食材を、みなさまはご存知でしょうか?和名で「水前寺菜(スイゼンジナ)」とも呼ばれている金時草は、熱帯アジアが原産の多年草です。
本日は、金時草についてお話させていただきたいと思います。
金時草(きんじそう)について
冒頭でもご紹介したように、金時草は「水前寺菜(スイゼンジナ)」と呼ばれている他にも、葉が紫色をしていることから、「式部草(しきぶそう)」とも呼ばれています。
熱帯アジアが原産の金時草ですが、日本へは18世に中国から伝わったとされています。その際に、熊本市の水前寺地区栽培されていたことから、「水前寺菜」とも呼ばれているのだそうです。
その後、昭和初期のころになると商品としての栽培が開始され、全国で栽培されるようになりました。
金時草は、葉や茎の部分が食用とされています。「式部草(しきぶそう)」という呼び名からも想像できるように、葉や茎の表面の一方は紫色をしていて、もう一方は鮮やかな緑色をしているのが大きな特徴です。葉には少し厚みがあり、茹でるとぬめりが出てきます。
主に山間地の花園地区にて栽培されてきましたが、最近ではハウス栽培もされるようになりました。金時草の色は、一日に当たる日照時間によって紫色の鮮やかさに違いが出るのだそうです。
地域によって異なる呼び名
先ほどもご紹介したように、金時草は様々な呼び名で呼ばれているのですが、その呼び方は地域によっても異なっています。
例えば、愛知県では「式部草」と言う名前で親しまれていますが、沖縄県では「ハンダマ」、熊本県では「水前寺菜」と呼ばれています。また、石川県では金時草を「加賀野菜」という伝統野菜として栽培しています。
食材としての金時草について
金時草は、夏の暑さに強い野菜だということでも知られています。
夏の間も成長する金時草の旬の時期は、7月~9月頃で、この時期に収穫されるのです。
これからの時期に旬を迎える金時草は、古くから産後の身体や肌に良いと言われてるため、特に女性におすすめしたい食材と言えます。
そのように言われている理由は、金時草が含んでいる栄養素にあります。
葉や茎の紫色の成分は、ポリフェノールによるもので、強い抗酸化作用があることに加えて、血糖値を抑える作用があると言われています。
また、金時草は緑黄色野菜でもあるため、カロテンが多く含まれていることでも知られています。
緑色と紫色が鮮やかで美しい金時草は、栄養が豊富なことはもちろん、食卓の色どりにも役立つ食材です。
これからの時期に旬を迎える金時草を、ぜひみなさまも味わってみてはいかがでしょうか?
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。