ブログ銀座三丁目店
金時人参(きんときにんじん)はニンジン嫌いの方にもおすすめです
金時人参(きんときにんじん)とは、細長い形に鮮やかな色味が特徴です。味に関しても、一般的なニンジンよりも青臭さが少なく、甘みが強いため、ニンジンが苦手な方にもおすすめしたい野菜なのです。
本日は、金時人参についてお話させていただきたいと思います。
金時人参は東洋系の品種の人参
金時人参(きんときにんじん)とは、一般的なニンジンよりもスリムな形で、鮮やかな色をしているのが特徴です。「京人参」とも呼ばれ、東洋系の品種であることで知られています。実は、ニンジンには西洋ニンジンと東洋系のものがあり、普段スーパーなどでよく目にする「ふつうの人参」は、西洋ニンジンなのです。
東洋系の品種である「金時人参」は大阪が発祥であるため、「なにわ野菜」として関西の地域で特に親しまれています。
かつては大阪での栽培・流通が盛んでしたが、栽培の難しさから次第にその量は減少し、現在では香川県が全国一位の栽培量となっています。
世界の人参のルーツ
そもそも、ニンジンの原産地は中東に位置しているアフガニスタンだと言われています。その後、ヨーロッパの方へ伝わったものが西洋ニンジンとなり、中国などアジアに伝わったものが東洋系というように分かれたのです。
現在、日本で栽培されているニンジンのほとんどは西洋系のものです。
西洋ニンジンについて
流通しているそのほとんどが西洋ニンジンで、スーパーなどでは一年中売られていますよね。しかし、西洋ニンジンにも旬の時期があり、10~12月に旬の時期を迎える「冬人参」と、4~7月が旬の「春夏人参」があります。
このように、旬の時期が2度ある西洋ニンジンですが、甘みは冬人参の方が強いのが特徴です。
金時人参の栄誉素について
一般的な西洋ニンジンよりもカロテンの含有量は少ない金時人参ですが、その代わりに含まれているリコピンの量は西洋ニンジンよりも多いとされています。
金時人参の特徴と言えば、鮮やかな赤い色ですがそれはリコピンによるものです。リコピンとは、トマトに多く含まれていることでも知られていますよね。カロテンが少ない分、人参特有の青臭い風味が少ないため、人参が苦手な方にもぜひ召し上がっていただきたい食材なのです。リコピンは、それ自体に活性酸素を減らす働きがある優秀な栄養素なのです。
金時人参は、煮崩れしにくく甘みが強いので煮物料理におすすめです。また、鮮やかな色味を活かすために、加熱せずサラダに加えるのもいいですね。
様々なお料理に使用できるので、ぜひみなさまも味わってみてはいかがでしょうか?
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。