ブログ銀座三丁目店
壬生菜(みぶな)のご紹介
ミブナというミズナにも似ている野菜は、京都を代表するブランド野菜の一つです。食感や風味にまで京都らしい上品さを感じることができるミブナは、含まれている栄養素も抜群です。
さて今回は伝統的な今日野菜の一つでもある壬生菜についてお話しさせて頂きたいと思います。
壬生菜の歴史と特徴
ミブナとは、ミズナの仲間の一つで京野菜として人気の野菜です。
ミズナの変種であるミブナは、京都府の壬生寺付近で栽培されていたことによって、「ミブナ」と呼ばれるようになったのだそうです。現在でも、そのほとんどが京阪神で栽培されています。
ご存知の通り、ミズナの葉の形はギザギザしているのに対して、ミブナの葉にはギザギザとした切れ込みがなく、葉のフチがへらのように丸い形をしているのが特徴です。
ほのかな辛味を持っているミブナですが、風味はミズナに似ていて調理法もミズナと同様です。
ミブナは、霜にあたったほうが品質が良いものに育つとされていて、耐寒性が強く、旬は冬~春にかけての時期です。
ミブナのほとんどは、京都府特産の千枚漬に青味として用いられていますが、他にも煮物、雑煮などに使われることもあるのです。
壬生菜の栄養価
壬生菜には、多くのビタミンCが含まれていることで知られています。
ビタミンCと言えば、風邪予防に役立つと言われていますが、その他にも疲労回復や肌荒れなどにも効果的です。
また、ミブナにはカロテンも豊富です。
カロテンは、抗発ガン作用や免疫賦活作用があるとされていますが、髪や皮膚などの健康維持や視力維持に加えて、喉や肺など呼吸器系統を守る働きもあります。
さらに、ミブナはカリウムやカルシウムを多く含んでいることから、骨の健康維持に効果的ともされています。
壬生菜の料理例
シャキシャキとした食感がおいしいミブナは、漬け物にするとそのおいしさがさらに倍増します。
ここで、ミブナを使った漬け物の作り方をご紹介したいと思います。
まず、ミブナは4センチくらいに切りましょう。
昆布は細めに切り、唐辛子は種を取り小口切りにします。
ボウルに材料をすべて入れ、混ぜ合わせます。
これを袋などに入れ、重石をのせましょう。
4時間~5時間くらい漬けたら、ミブナの漬け物の完成です。
そのまま食べてもおいしいですが、細かく刻んでごはんと混ぜ合わせるのもおすすめです。
次は、ミブナの胡麻和えの作り方をご紹介します。
まずはミブナを下茹でし、ギュッと絞ってしっかりと水分を切ります。
そして、一口大に切り、砂糖、醤油、すりごまと混ぜるだけで完成です。
シャキシャキの食感とゴマの風味がとても合いますので、ぜひご家庭でも作ってみてはいかがでしょうか?
今回ご紹介したミブナをはじめとして、京野菜にはおいしくて栄養価も高いものがたくさんあります。
これは、地元京都の生産農家の方々の努力があってこそですね。
つい、肉や魚などのメインとなる食材を注目してしまいがちですが、ミブナのような野菜も大事な役割を果たしていることをお伝えしたいと思っています。
当店ではすき焼き、しゃぶしゃぶはもちろんのこと、新鮮な京野菜を使った料理を多数ご用意させていただいております。
品質抜群の野菜を丁寧に調理しメイン料理と共に提供させていただいております。
是非一度お召し上がりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。