ブログ銀座三丁目店
紅葉は日本が誇る魅力のひとつ
紅葉は日本を語るにあたって欠かすことの出来ない素晴らしい魅力のひとつですよね。春には桜、秋には紅葉。雪解けを心待ちにして訪れる春に咲く桜は、キラキラ輝く日差しに照らされ心が躍ります。暑い夏が終わりを告げて秋の香りと共に色づく紅葉は、秋晴れの空によく映え何とも言えない切なさや美しさを感じさせます。本日は、そんな紅葉についてお話させていただきたいと思います。
紅葉について
一般的に紅葉とは、秋になり葉が紅色に変わる現象のことをいうのだと認識されている方が多いと思います。また、紅色に変わった葉そのものを紅葉と呼ぶこともあります。
しかし、正確にいうと「気候の変化により、葉中に生理的反応が起こることで、緑葉が黄、赤、褐色に変わること。」をさし、紅色とは限りません。
特に、黄色に変わるものは「黄葉」といい、緑色に負けて見えていなかった黄色い色素が、緑色が消えることにより落葉前に目に見えるようになることをいいます。 紅葉と同時に起こることが多く、イチョウ、ハルニレ、ポプラ、シナノキ、スズカケノキなどがそれに当たります。
その他には、秋に限らず春の芽ばえの時期にも紅葉するものもあります。それは過度の紫外線をさえぎるためだと言われています。例えばイタドリ、ヤマザクラ、ナンテン、カナメモチなどで、葉の成長とともに紅色は消えます。
更には秋や春のみならず、葉の成長の全期間を通して紅色を呈する植物もあります。その数は少なく、アカキャベツ、ベゴニア、アカジソなどです。紅色であるからといって光合成が行われていないわけではなく、共存するクロロフィルによって光合成を行っています。
冒頭にも書きましたが、紅葉の一般的なイメージとして捉えられている「秋に紅く紅葉する植物」はイロハカエデ、ハゼ、コマユミなどのカエデ科、ツツジ科、ウルシ科、ニシキギ科、バラ科、ブドウ科などに属するものが多く、鮮やかな紅色になります。
日本は気候や地形の関係から紅葉が美しいとされています。紅葉がきれいに色づくには、温度、光、水分、などの条件が関係し、昼夜の寒暖差が大きいこと、紫外線が強いこと、適度の湿度があること、などが必要です。日本でも奥入瀬(おいらせ)、日光、箱根など山間部の渓流の付近で紅葉が美しいのはそのためです。突き詰めていくと美しい紅葉になる条件は他にも数多くあり、単純ではないようです。
紅葉の名所
・メタセコイア並木
滋賀県高島市:直線道路に約500本のメタセコイアが並ぶ絶景
・宮島(紅葉谷公園)
広島県廿日市市:公園名にも使われた紅葉が絶景
・大本山東福寺
京都府京都市東山区:通天橋から望む渓谷に広がる紅葉は圧巻
・上高地(大正池、河童橋周辺)
長野県松本市:シーズン終盤にかけて黄金色のカラマツが演出
・香嵐渓
愛知県豊田市:香嵐渓もみじまつり期間中はライトアップもされる
紅葉は桜前線同様、紅葉前線なるものがあり、桜は沖縄から北上するのに対し、紅葉は北海道から南下していきます。北海道と東北地方が10月、関東から九州が11月から12月初め頃までとされています。ただし、山間部や内陸では朝晩の冷え込みが起こりやすいことから、これより早くなるようです。
秋の風を感じながら紅葉巡りをして、夜はおいしいお酒と温かいお料理で体を温める、なんて最高の贅沢ですよね。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。