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七条せりは京の伝統野菜 ­

七条せりは、長い歴史を持ち、京都を代表する野菜の一つです。独特の良い香りを持っているセリは、美容や健康に良いとされる栄養素が豊富に含まれています。

本日は京野菜のひとつとして有名な七条せりをご紹介したいと思います。

七条せりの歴史

せり
冒頭でも触れたように、「七条せり」という野菜は長い歴史を持っていて、838年に書かれた文献にはすでにせりの栽培について書かれているのだそうです。
そして、約300年前には地下水を利用することによって、現在のような湧水栽培が行われていたとされています。現在でも、京都の西九条やその近隣の南区では、昔ながらの方法でせりの栽培を続けている農家があるそうです。

七条せりは、「京せり」とも呼ばれることもあります。京都市下京区の西七条で古くから栽培されていたことによって、このように呼ばれるようになったのだそうです。せりは、きれいな水があるところでないと育たないことでも知られているかと思いますが、この西七条周辺は昔から豊富な地下水に恵まれた地域でしたので、多くのせりが栽培されてきたのです。

七条せりの食材としての特徴

せりは、香りが強く、シャキシャキの食感が特徴ですよね。セリが持つ独特の香りは、「オイゲノ―ル」と呼ばれる成分によるものです。オイゲノ―ルと言う成分には鎮静作用があるため、リラックスしたい時などに効果的です。

そんなセリには、ビタミンAやビタミンCが豊富に含まれていることに加えて、毒消しの作用や体脂肪除去にも効果的だとされています。

七条せりが旬を迎える時期は、11月から3月の寒い時期です。

七条せりの栄養価

上記でも少し触れたように、セリには身体に欠かせないビタミンに加えて、ミネラルも豊富に含まれています。
セリに多く含まれているビタミンCは、免疫力を高めたり、活性酸素の働きを抑えることで老化防止やお肌にうるおいを保つという女性にとって嬉しい効果があります。
また、葉や茎にはβカロテンが多く含まれています。カロテンは、体内でビタミンAに変換されることで、活性酸素を抑えたり、動脈硬化や心筋梗塞などを予防する効果があるとされています。それと同時に、皮膚や粘膜の細胞を正常に保ったり、免疫力を高める働きもあると言われています。

このように、美容にも健康にもによい効果をもたらす野菜は、普段から積極的に食べたいものですよね。

代表的な調理例

せり
セリを美味しく食べることができるお料理はたくさんありますが、今回はせりの天ぷらをご紹介したいと思います。

まず、セリは根が付いている場合は根を切り落としましょう。
葉の部分は水で繰り返し洗い、水を切ったら3センチくらいにカットします。
ボウルに、天ぷら粉と水を入れてかき混ぜたら、セリを入れて混ぜます。
そこへさらに、天ぷら粉大さじ1/2を振りかけて軽く混ぜます。
油でカラッと揚げれば、セリの天ぷらの完成です。

セリの素材を生かした天応らは、せり独特のいい香りで食欲がそそられます。
みなさんも、機会があったらぜひ作ってみましょう。

今回は、七条せりについて少々ご紹介させていただきました。

当店でもすき焼きやしゃぶしゃぶはもちろんのこと、七条せりを含む京野菜をふんだんに使った料理をご用意しております。
是非ご来店いただき、七条せりをはじめとした京野菜の味と香りと彩りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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