ブログ銀座店
Melon めろん メロン
ジメジメとした日が続いております。
皆様如何お過ごしでしょうか?
今回はメロンについてご紹介いたします。「高嶺の花」という言葉がぴったりの見た目麗しい果物、値段も高いですが、そんなメロンの会です。
メロンの主な種類
アムスメロン
ハウスメロンの仲間で、アールスフェボリットとロシア係メロンとの雑種なメロンです。果皮に溝のような縦縞があり、粒状の粗い網目ができます。果肉は甘く淡緑色をしています。
マスクメロン
芳香の特に強いヨーロッパ系メロンのネットメロンと、カンタループに与えられた名称で、高級な香料であるムスクになぞえられて命名されました。イギリスの温室栽培で改良されてもので、アールスフェボリットなどの品種があります。高級品としてガラス温室で大事に育てられています。
アンデスメロン
マスクメロンに似た美しいネットが出来るハウスメロンです。果肉は緑色で、濃厚な甘さがありメロンの中でも人気があります。
プリンスメロン
西洋種のメロンと日本のまくわうりを交配して育成した一代雑種です。昭和37年、露地栽培できるメロンとして発表されました。肉質はマスクメロンに近く、強い芳香があり甘みも強いメロンです。肉色はオレンジ色で果皮の近くは緑色です。
ホームランメロン
ハネデューから育成した一代雑種のホームランスターという品種です。円形で大きさは中くらい、果皮は白くメロン特有のネットはありません。果肉の色も白で味は淡白ですが、上品な甘さと軟らかい肉質が特徴的なメロンです。香りは強くなく、ハウスメロンとして栽培されています。
ハネデューメロン
フランス生まれのアメリカ育ちのメロンです。明治時代に導入されました。果実は円形または長方形で重量は1.5キロくらいでネットはありません。熟すとクリーム色になります。果肉は厚く淡緑色で甘いのですが、香りは少ないです。貯蔵性があり、よく熟させると美味しいです。
夕張メロン
アールスフェボリットにスパイシーを交配して育成した一代雑種です。ハウスまたは露地で栽培しています。果皮は綺麗なネットで被われ、果肉はオレンジ色で甘く香りも強いです。肉質はまろやかで多汁、日持ち性も良いです。夕張市の特産として、贈答用に人気があります。
日本メロンの主産地
温室メロンは年間4万tが生産されており、静岡県、高知県、愛知県が主産地となっております。露地メロンは年間30万tも生産されており、茨城県、熊本県、北海道、山形県、青森県、愛知県、千葉県などが主産地となっています。
※日本人はメロンが好きなようです。
どれも周年栽培されていますが、5月~8月にかけて出荷が多く、アールスフェボリットは5月~12月、アンデスは5月~7月にかけて多く生産されています。
メロンの栄養と効能
主に温室で育成されるマスクメロンと、アンデスメロンや夕張メロンなどの露地物とでは、栄養価に多少違いがあるようです。多くのミネラル類やビタミン類は両者にそれほどの差がみられないが、カロテンとビタミンCは露地物のほうがかなり多いです。とりわけ、果肉の色が赤い夕張メロンはカロテン含有量が露地物の20倍以上、温室の100倍以上も含んでいます。
免疫力を高めたり抗がん作用をもつカロテンや、抗酸化作用の働きでガンを予防したり老化を抑制するビタミンCが豊富で、体力の基本となる糖質も多く、血圧を下げる作用をするカリウムもたっぷり含んでいます。さらに、消化力の低下した人にとってはその妨げとなる食物繊維が少ないメロンは「病気見舞い」にはぴったりの果物といえるでしょう!ですが、糖尿病などで高エネルギーの食べ物を制限している人にとっては、かえって「目の毒」なので控えたほうがよさそうです。
あとがき
メロンは好きなのですが、調べてみて沢山のメロンがあることに驚きました。お店で普段使っているメロンの品種だけでなく、見たこともないメロンが沢山あったので、どこかで見かけたら食べてみようと思います。又お見舞いにメロンを持っていくことに意味があるとは!勉強不足が否めません。
夏バテには是非メロンを!
いつもご愛読いただきありがとうございます。次回もお楽しみに!
瓢喜銀座本店 松本