ブログ銀座店

2018.11.26

龍田川などの和食器

旅館で食事をしたり懐石料理を食べに行ったりすると、沢山の美しい和食器に上品に料理が盛り付けられていませんか。料理を舌で楽しむだけでなく、和食器と料理の美しさに目も楽しめます。本日は代表的な和食器の模様の龍田川と和食器の種類にご紹介いたします。

 

龍田川とは

和食器

竜田川とは、紅葉の名所で特に楓が美しいことで有名な奈良県北西部生駒山地の東側を南に流れる「竜田川/立田川」にちなんで、「流水にもみじの葉を散らした図」を【竜田川】と呼びます。「龍田川」と書く場合もあります。

ちなみにサクッとおいしい立田揚げ(竜田揚げ)も同じ由来だそうです。

綺麗に色づいた落ち葉が水面をゆらゆらと流れる様子は季節の移ろいを感じさせます。色とりどりの鮮やかな色彩は見事で、見る人の心を高揚させずにはおかない圧巻の美しさです。

そして、秋の文様のためか、多くの色を用いて温かみのあるざっくりとした土物の器に表現することが多いようです。

龍田川文様は江戸時代中期に活躍した陶工・画家の尾形乾山(1663~1743年)が好んだ文様としても知られています。

また、「乾山写し」が数多くあり、力強い絵付けが特徴です。

 

和食器について

それではここで、和食器の種類についてご説明させていただきたいとおもいます。

 

椀や鉢よりも浅い食器。後述の椀よりも汁気の少ない料理を入れるのに用いられます。

 

大皿: 単に形状が大きい皿のことも指しますが、「大皿料理」などと用いられる場合には複数人が食べられる量の料理が盛られる皿を意味します。

中皿: 通常、大皿と小皿の間の大きさで、円形の皿を指します。

盛り皿、平皿: 造りなどを盛るのに用いられる平らな皿。円形や長方形だけではなく、様々な形状のものがあります。

長角皿、長皿、かわら皿: 焼き魚や刺身を乗せるのに用いられることが多い長方形の平たい皿。和食は基本的に手に持って中の料理を食べますが、この種類のお皿だけは手に持たず、膳に置いたまま使用されます。かわら皿は長角皿の中でも緩やかなそりが入ったものです。

刺身皿: 長角皿が多いですが、端に醤油を入れるための仕切りが付いたものもあれば、大型の丸皿や凝ったデザインが施された皿など形は様々です。

 

大きく分けると、ご飯を盛る飯椀、汁物を盛る汁椀、そして盛椀の三種類があります。木製と陶磁器製と金属製のものがあり、それぞれ木偏の「椀」、石偏の「碗」、金偏の「鋺」と表現されます。漢字を見ればその「わん」が何で出来ているのかすぐに分かります。椀は、碗とも書き、円形で底部が湾曲しており、片手で持ち上げることのできるものの総称です。 蓋付きのものもありますが、蓋は基本的に椀の口より一回り小さいものがついています。それは、椀の縁に口を付けて食べることがあるという配慮からそういうデザインになります。

 

茶碗

飯椀(御飯茶碗) – ご飯を盛るための椀です。丼というと大型のご飯を盛る容器ですが、これは椀ではなく鉢に属します。しかし、中には飯椀との区別が曖昧な大きさや形状のものもあります。

夫婦茶碗 – 夫婦で使用するために少しずつデザインが違ったり、色が違ったりもする大小二つ一組になった茶碗のことです。洋食器のペアグラスなどは同じ大きさの食器を2つ組み合わせてペアと言っているのに対して、夫婦茶碗は男女の食事量の違いを考慮して同じデザインでも大きさが異なることが一般的です。他に、夫婦湯呑茶碗や夫婦箸などがありますが、こちらも夫婦で大きさが違うことが多いです。

茶漬け茶碗 – 茶漬け用の茶碗。

蒸し茶碗 – いわゆる茶碗蒸し用の茶碗です。茶碗蒸しは、だし汁と溶いた卵に、シイタケ、銀杏、鶏肉、エビなどの具を入れた後蒸し器にて蒸して作ります。通常、蓋付きで台付きのことが多く、茶碗形の他に縦長形(口径よりも高い)のものも多いです。蒸し碗とも呼ばれます。

 

皿と椀の間ぐらいの深さで、広く口の開いた器を指します。

丼鉢 – 主にご飯や麺類を盛るための鉢です。

他にも深鉢、小鉢、呑水(とんすい)、などもあります。

向付鉢 – 名の通り、おひたし、刺身、酢の物、和え物といった向付や突出しを盛るために使います。そのため小皿が多く、向鉢や単に向付と呼ぶ事もあります。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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