ブログ銀座店
漁師が使うナイフ「マキリ包丁」
漁師の間でよくが使われている「マキリ包丁」。マキリ包丁一本で小型魚から大型魚を捌くことができ、様々なシチュエーションで使える包丁となっています。
本日は「マキリ包丁」についてお話しをさせていただきたいと思います。
マキリ包丁
マキリ包丁は漁師の間でよく使われている包丁であり、一般的な包丁とは形状が異なり、持ち手と刃の間にくびれがないユニークな作りとなっています。
一般的に持ち手部分は木で出来ており、刃の長さは15㎝ほどと短刀。比較的軽く、船の上で使うことを考えられ海に落としても浮くように出来ています。
刃は、錆びにくいステンレス製で出来ていることが多く、様々なシーンで使えるようなプロ仕様の包丁となっています。
マキリ包丁のルーツはアイヌから来ており、由来もアイヌ語の「小刀(こがたな・しょうとう)」から来ているといわれています。現代ではアイヌ民族が用いていた物を特定して指す場合には「アイヌマキリ」と呼ばれるようです。
マキリ包丁を使うのは漁師だけでなく、水産加工の現場でも多く使われています。マキリ包丁にも様々な種類があり、例えば鮭からイクラを取り出す作業をする時に、筋子に傷をつけないよう先端に丸い玉がついた包丁であったり、切り身に加工しやすいように刃型が波状となっている物など。
必要な機能を追求して作られた包丁であり、漁師や水産加工の現場では長年愛されている包丁なのです。
万能なマキリ包丁
マキリ包丁は魚を捌くだけの包丁ではなく、船の上で行う作業にも使われます。
例えば、漁業をする際の網を固定している紐を切ったり、何らかの障害物を切って外したりなど様々なシーンで活躍します。
新品のマキリ包丁を使い半年ほどで手形の凹みがつくほど漁師達は日々マキリ包丁を使っており、手形がつくほど持ちやすい形となり使いやすくなるようです。
マキリ包丁は、漁師や水産加工の現場では必要不可欠な仕事道具であり、まさにプロ仕様な万能包丁なのです。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。