ブログ銀座店
栗の特徴
栗は、栗ご飯やモンブランなど、ご飯ものからお菓子にまで幅広く利用されていますよね。しかし、栗の正しい保存方法などはあまり知られていないようです。
さて本日は秋の風物詩ともいえる栗についてお話させていただきたいと思います。
栗の生態
落葉性高木である栗の木は、高さは約17m、幹の直径は80cmもしくは、それ以上の大きさとなります。
樹皮の色は灰色で厚く、縦に深い裂け目が生じているのが特徴です。栗の木の葉は、長楕円形か長楕円状披針刑、または、やや薄くてぱりパリしています。葉の表にはつやがあり、裏側はやや色が薄くなっています。
栗の木の花は5月~6月に開花します。
雄花は穂状で斜めに立ち上がり、クリーム色を帯びた白色をしています。小さい花ではありますが、その香りは強いのが特徴です。
3個の子房を含む雌花は、受精した子房のみが肥大することで、果実になります。実は9月~10月頃に成熟して、いがのある殻斗が裂開します。すると、中から堅い果実が1~3個ずつ現れるのです。このようにして現れる果実が、私たちがスーパーなどでもよく目にする栗だということです。
栗には虫がつきもの?
栗拾いなどで、小さな穴が開いた栗を見かけることはないでしょうか?
穴の開いた栗の中には白い虫が入っているのですが、これを防ぐために、防虫剤を用いたり、収穫した栗を薫蒸しているのです。こういった対策によって、市場に流通している栗にはあまり虫がつかなくなりました。
どんな栗を選ぶといいのか
栗は、秋になるとスーパーでもよく見かけますが、日常的に買ったり食べたりする機会は少ないですよね。
どんな栗を選ぶと、美味しい栗を味わうことができるのでしょうか?
①鬼皮に張り・光沢があって、丸みがある
栗を選ぶ際は、表面の固い鬼皮が固く張りがあり、艶々とした光沢があるかどうかをチェックしましょう。また、平たい形の粒の物よりも、ふっくらと丸みがあるものがおすすめです。
②小さな穴が開いたものや黒っぽい傷があるものは避ける
先ほど触れたように、小さな丸い穴は虫が中に入っていると思ってください。同時に、傷があって黒ずんでいるものなども避けましょう。
③ずっしりと重みがあるもの
手に持った時に、ずっしりとした重みを感じられるものを選びましょう。収穫後時間が経ったものは乾燥してしまうため、実が痩せてしまい、栗が軽くなってしまうのです。
保存方法
栗のデンプンは、サツマイモに似ていますので、収穫してすぐに食べるよりも収穫後3~4日に食べる方がおいしくいただくことができます。収穫してから数日間寝かせる事で、デンプンが糖に変わるので、栗の甘味を強く感じられるようになるのです。しかし、常温で保管しておくと乾燥や虫食いの心配があるので、ポリ袋などに入れて、冷蔵庫で保存すると1週間ほどは良い状態が保つことができます。
もし、大量にあって冷蔵庫に入らないという場合は、大きな鍋などに水を張って、そこへ栗を浸しておきましょう。虫の駆除と乾燥防止になり、浸しておく水をこまめに替えることで、ある程度は栗の風味を保つことが可能です。
栗を冷凍保存する場合には、色々な方法がありますが、最もおすすめな方法は、一度茹でてから鬼皮と渋皮を剥いた剥き栗の状態にして、保存袋などに入れて冷凍する方法です。
栗はそのまま食べるのはもちろん、栗ご飯や栗きんとんにしても栗の美味しさを味わうことができます。
ぜひ、この時期ならではの秋の味覚を堪能してはいかがでしょうか。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
是非一当当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。