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丸大根のご紹介
みなさん、まん丸とした形が可愛らしい「丸大根」をご存知でしょうか?元々は京都で作られ、京都のおばんざいに欠かせない野菜の一つで、その独特の甘みや柔らかさが特徴です。
本日は、丸大根についてお話させていただきたいと思います。
丸大根とは
元々京都で栽培されていた丸大根ですが、最近では全国各地で作られるようになり、京都以外で作られたものが「聖護院大根」として販売されているのを良く見かけます。
丸大根は、一般的な大根と比べて単にその形が丸いという違いだけではなく、肉質がとても柔らかくて甘みがあるのが特徴です。煮くずれもしにくいことから、田楽や煮物、風呂吹き大根などのお料理にぴったりです。また、丸大根に含まれている水分が多いため、大根おろしには不向きだと言えます。
西洋料理では、ポトフのような煮物やスープなどに使用するのがおすすめです。出汁をしっかりと含ませ、柔らかく煮上げたものを魚料理などの下に敷いて一緒にいただくのも美味しいものです。
程よい甘みがあるので、生のままカットしてスティックにしたり細切りにして、サラダのような使い方をしても、とても歯ざわりがよく、おいしくいただけます。
丸大根の栄養と効能
丸大根にはナトリウムの排出を促進するカリウムも多く含まれているので、高血圧や動脈硬化、脳梗塞などの予防にも効果的です。
さらに、大根には胃腸の働きを活性化するいくつかの酵素も含まれています。
具体的に、「アミラーゼ」はデンプンを分解する作用があるので、胃もたれや胸焼けに効果があるとされています。同様に、消化を助ける「オキシターゼ」という酵素は、発がん物質を解毒する作用があるとされ、がん予防も期待できます。そして、辛味成分である「イソチオシアネート」は、血液をサラサラにしてくれる作用があるといわれています。
ちなみに、切り干し大根ではミネラル成分が濃縮されるため、カリウム、カルシウムの量が共にアップします。
そして、捨ててしまいがちな大根の葉にも大切な栄養素が含まれています。
骨や歯の形成に必要なカルシウムや、がん予防や免疫力アップによいとされるβカロテンが含まれているので、葉付きの大根が手に入ったら葉も調理して食べるのがおすすめです。
丸大根を使ったレシピ
それでは、丸大根を使った漬物をご紹介していきたいと思います。
①まず、葉の柔らかい部分を4センチ長さに切り、ボールに塩9グラムを入れもみます。
②丸大根を5ミリ幅の食べやすい大きさに切り、大きめのビニール袋に3.と塩15グラムを入れ、全体に塩がまわるようにします。
③先程の①で揉んだ葉を②に混ぜます。
④約2キロの重石(2リットルボトル1本でも可)をし、一晩そのまま置きましょう。
⑤翌日、水気を絞ったら、ボールに酢、砂糖、昆布を入れて混ぜます。
⑥清潔な瓶に⑤を入れ4~5日冷蔵庫へ。毎日1回混ぜることがポイントです。
次は煮物の作り方をご紹介します。
①まず、豚肉、丸大根、絹さやを食べやすい大きさに切ります。
②丸大根は、1度下ゆでしておき、下ゆでし終わったらザルあげしておきます。
③絹さやも、下ゆでしておきましょう。
④豚肉を炒めてから、先程の丸大根を砂糖、醤油、みりんで味を整えて煮詰めていき、最後に絹さやを入れて出来上がりです。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。