ブログ銀座店

2019.3.20

ちらし寿司と具材

3月3日のひな祭りなど、おめでたい席に食べられるちらし寿司は、華やかな彩りが特徴ですよね。ちらし寿司そのものにも縁起の良い意味が込められているのですが、具材として用いられるものにも様々な願いが込められているのです。

本日は、ちらし寿司についてお話させていただきます。

ちらし寿司について

ちらし寿司
ちらし寿司が誕生したのは、約350年ほど前です。
ちらし寿司が誕生した当時、現在の岡山県にあたる備前の藩主であった池田光政が出した「おかずは汁もの以外一つだけ」という倹約令に反発した庶民が、ご飯にさまざまなおかずを混ぜて食べていたのが始まりだとされています。同時に、「いろんな食材を盛り込むことによって健康を願う」という意味も持ち、次第にお祝いの席で食べるものとして定着していったそうです。

ちらし寿司と似たものに、「バラ寿司」というものがありますが、これらには明確な違いがあります。
ちらし寿司は、文字通り卵等の具材を散らし乗せたものですが、バラ寿司は細かく切った具材をご飯に混ぜ込んだものなのです。ちらし寿司とバラ寿司は、どちらも酢飯を使用しますが、具材を乗せるのか混ぜるのかという点に違いがあるということです。

ちらし寿司の具材

ちらし寿司
さまざまな具材を使用して、彩りも華やかなちらし寿司。
ちらし寿司に用いられる具材は、地域によっても多少異なるようですが、一般的にはタラコやとびっこ、ニンジンなどといった赤い色の食材、コーンやたくわん、錦糸卵などの黄色い食材、大葉や三つ葉、さやえんどうなどといった緑色の食材と、彩りの良い食材が多く使用されるのです。

また、ちらし寿司に使用される具材にも、縁起の良い意味が込められています。例えば、エビは背中が丸まった形をしているため、「背中が丸くなるまで長く生きられるように」という意味があり、レンコンには「将来を見通すことができる」という願いが込められているのです。また、豆には「健康でマメに働くことができる」という意味が込められているとも言われています。

ちらし寿司を上手につくるポイントは、これらの具材の大きさにあります。大きすぎず小さすぎないちょうどいい大きさに揃えることで見た目も食感もワンランク上の仕上がりになります。

ちらし寿司は、一度にさまざまな具材の味と食感を楽しむことができるので、お祝いの席だけでなくても食べたくなりますよね。お好みの具材を使用して、オリジナルのちらし寿司を作るのもおすすめです。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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