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さくらんぼの凄さ

温かくなって来ましたが花粉が多く飛んでいる季節ですね、皆様如何お過ごしでしょうか?

体調を崩さぬようご自愛ください。

 

今回は最高級になると1粒250円にもなるという、さくらんぼについてご紹介いたします。

 

 

・さくらんぼ(佐藤錦)

さくらんぼが出てくると季節は初夏といわれています。現在では様々な時期に果物を食べることが出来るよう生産者の努力もあり旬を感じる果物も少なくなってきたのですが、さくらんぼは旬を感じさせてくれる数少ない果物の一つです。

可愛らしい名前なのですが、正式には桜桃といいます。

 

最高級の佐藤錦(特秀LL)の市場価格は15,000円から20,000円です。1ケースあたり80粒として計算すると、さくらんぼ1粒が200円から250円ということになります。

近年では、産地で窃盗事件が相次いで話題となりましたが、さくらんぼが【果物の宝石】と称されるのもうなずけるほど、高価な証明といえるでしょう。

ここ数年間JAみちのく村山では、とことん品質を追及してきた結果「こだわりの産地」としてのブランドイメージが定着してきているそうです。

 

今でこそさくらんぼの王様といわれる(佐藤錦)ですが、市場に出回るようになったのは1975年ころからだそうです。

雨よけの施設栽培と輸送手段の発達で市場に出回るようになったのですが、それ以前は産地のみで食べられていたに過ぎなかったそうです。雨にあたると実がわれるうえに日持ちもよくなかったので、市場価格がつかなかったそうです。

努力と発達により今では美味しいさくらんぼが食卓にまであがるようになりました。感謝です!

 

 

 

 

・さくらんぼの来歴と特徴

さくらんぼは甘果桜桃(スイートチェリー)の別名で、仲間には酸果桜桃(サワーチェリー)や中国桜桃(からみざくら)などがあります。原産地はアジア西部、カスピ海沿岸部から黒海沿岸で明治時代にアメリカ、フランスなどから導入されました。初夏の果物として高い人気を誇るのですが、雨に弱く裂果しやすいため、夏季に雨の少ない山形、北海道、青森、山梨などで栽培されています。

 

 

・さくらんぼの味わい

さくらんぼのように軟らかい果肉の中央に硬い核のある果物を「核果」と呼んでいます。果肉は中果皮が発達したものです。果実は小さく、皮も軟らかいので丸ごと食べられます。甘味が多く酸味も適度にあり、さわやかな味がします。日本では黄色い果皮に赤く着色する品種が好まれます。

 

 

・主要品種

佐藤錦は甘味が多く風味良好なので、生食用にされます。ナポレオンはハート形で粒が大きいのですが、甘酸っぱいので生食・加工両用。高砂はハウス栽培すると早く出荷でき、山梨で多く栽培されています。

アメリカンチェリーとして輸入されるのは、黒紫色のビングと赤色のレーニアなどです。最近は黄色いさくらんぼの月山錦が話題のほか、山形では紅秀峰、紅てまりなどの新品種が誕生しています。

 

 

・出回り期

国産のさくらんぼは3月から7月にかけて市場に出回っているのですが、6月と7月に多く、海外からは5月から8月と冬の12月に輸入されているが、6月に最も多く出回ります。

 

 

 

 

 

・栄養と効能

水分がすくなく、糖質が多いためエネルギーが高い果物です。ナトリウムを排泄して血圧を下げる働きをするカリウムを豊富に含んでいます。胎児の健康な育成を育むということで、妊娠中の女性に欠かせない葉酸も多めに含んでいます。

 

魅力的な色はカロテンの黄色とアントシアニンの紫。国産のさくらんぼは、抗酸化機能があるカロテンがやや多めだが、輸入物にはカロテンはほとんど含まれておらず、アントシアニンは光の刺激を目から脳に伝える機能を高め、抗酸化作用を発揮して動脈硬化を防いだりする作用が知られています。

 

 

・あとがき

今回はさくらんぼのご紹介でした。普段スーパーなどに並んでいる商品も、様々な人達の努力賜物です。人々、商品に感謝の心で!

次回もお楽しみに!

 

 

瓢喜銀座本店  松本

 

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