ブログ銀座店

2019.12.30

お粥には10の功徳があります

お粥には、10の功徳があることをご存知でしょうか?つまり、お粥を食べるとご利益があるなどといった「良いこと」があるとされているのです。しかし、お粥と言えば、風邪をひいた時などにしかなかなか食べないという方も多いかと思います。

本日は、お粥の10の功徳についてお話させていただきたいと思います。

お粥の10の功徳とは

お粥
お粥に10の功徳があることを、正式には「粥有十利 」と表現します。これは、「お粥の十徳」という意味で、「色、力、寿、楽、詞清弁、宿食除、風除、飢消、渇消、大小便調適」という10の利点があるとされています。それぞれが意味していることは、具体的に次の通りです。

①色:顔色、肌の色つやを改善する
②力:体力と気力のアップ
③寿:寿命を延ばす
④楽:胃に優しいため、体がラクになる
⑤詞清弁:頭の働きが良くなり、言葉が清くさわやかになる
⑥宿食除:消化が良い
⑦風除:風邪を防ぐ
⑧飢消:飢えを癒す
⑨渇消:のどの渇きを癒す
⑩大小便調適:便通を良くする

これは、1100年ごろに中国で編集された「禅苑清規」に記されていたものです。さらに、1600年ほど前の経典「摩訶僧祗律」などにも記されていることも明らかになっています。つまり、仏教の世界では約2000年も前からお粥の効果が知られていたと同時に、仏教ではお粥は欠かせないものであったことがわかります。

効果的なお粥の食べ方

お粥
10の利点を持つお粥ですが、現代人がお粥を食べる際には気を付けていただきたい点があります。それは、お粥を食べる際の咀嚼の回数です。上記の「粥有十利 」が書かれた鎌倉時代では、1回の食事における咀嚼回数は2600回ほどだったと言われていますが、現代の日本人の1回の食事における咀嚼回数は600回程度と、非常に少ないのです。
柔らかいお粥でも、炭水化物であるお粥がしっかりと消化されるためには、よく噛んで食べる必要があります。回数を意識して食べことによって、お粥本来の10の功徳があるのではないでしょうか。

食べ過ぎや飲みすぎで疲れた胃腸を休ませる効果もあるお粥は、ごちそうが続く年末年始にぴったりな食事です。ぜひ、この機会にみなさまも召し上がって身体整えてみてはいかがでしょうか。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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