ブログ銀座店

2019.10.30

進肴の楽しみ方

進肴の楽しみ方を、みなさまご存知でしょうか?進肴とは、「すすめざかな」と読み、「酒をすすめる肴」と言う意味の強肴(しいざかな)の別の呼び方なのです。

本日は、「進肴の楽しみ方」についてお話させていただきたいと思います。

進肴(すすめざかな)・強肴(しいざかな)とは?

お酒
冒頭で触れたように、進肴(すすめざかな)とは「酒をすすめる肴」と言う意味の強肴(しいざかな)を意味する言葉で、「強いてもう一品すすめる肴」と言う意味を持っています。

進肴・強肴は懐石料理の献立の一つで、基本の一汁三菜の他に亭主の心入れによってお客にすすめるお料理です。具体的には、炊き合わせやあえ物、揚げ物、浸し物などを言い、酒をすすめるために本来の献立にプラスして1~2品出すものなのです。

進肴の呼び方は、「進鉢」(やすすめばち)や「追肴」(おいざかな)などと異なる呼び方で呼ばれることもありますが、いずれも「お酒をすすめるためのお料理」を意味しています。

進肴の楽しみ方とは?

懐石料理
進肴を楽しむということは、懐石料理の流れや作法を知る事でもあるのではないでしょうか?
そもそも懐石料理とは、茶道の心である「侘び・寂び」を表しているもので、もともとは茶会の際に出されていたお料理で、旬の食材を使って素材を活かし、心配りを持っておもてなしするという三大原則を掲げています。現在の和食のマナーにも深く関わっており、ご飯と汁物は最初に出されるのが一般的です。

懐石料理では、足の無い「折敷(おしき)」という膳が出されて、そこには左側に飯椀、右側に汁椀、そして中央の向こう側に向付がのっています。食事が進んでも膳はそのままで、お料理だけが入れ替わるのです。

懐石料理では、まず先に飯と汁物をいただきます。ちょっと細かいことですが、先に汁物に口をつけてから、飯と交互にいただくのが決まりです。
酒をすすられたら、杯を右手で持ち、左手を添えてお酌を受けます。一同が揃ったら、乾杯しましょう。お酒に口をつけたら、向付をいただきます。

その後、椀盛や焼き物が出され、替り鉢と呼ばれる揚げ物が出る場合もあります。そして、一汁三菜の後に出てくるのが進肴です。季節に合わせたお料理を3種類ほど煮た炊き合わせが出たり、酢の物やあえ物であることもあります。

一通りのお食事が済んだら、小吸物が出てきます。これには口の中を清めると言う意味があり、白湯である場合もあります。最後に、懐石の締めくくりとして湯桶(ゆとう)、香物(漬け物)が数種類で、懐石料理は終了です。

細やかな作法が特徴的な懐石料理は、おもてなしの心によるものです。茶道の心である「侘び・寂び」を感じながら、じっくりと味わってみてはいかがでしょうか。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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