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秋の味覚 秋鯖

秋は、美味しいものが数多くあります。

「天高く馬肥ゆる秋」との言葉があるように、この季節に旬を迎えるものも食べ物も多くあります。

秋に旬を迎える魚のひとつに、脂ののった「鯖」があります。

本日は、秋鯖の美味しさについてお話させて頂きたいと思います。

 

秋鯖についてのことわざ

鯖の炭火焼き
「秋茄子は嫁に食わすな」という言葉は皆さま、ご存じのことでしょう。
でも、ほかにも「嫁に食わすな」とされているものがあり、そのひとつが秋鯖です。

 

「秋鯖は嫁に食わすな」という言葉があり、こちらの意味には2つあるとされています。

ひとつは、脂が乗って旨い秋鯖は嫁にはもったいないという説。

鯖は、昔も庶民でも手に入りやすい魚でしたが、昔の農家は鯖を多く買うことができずに2,3匹の鯖を大家族で分け合って食べるのがふつうでした。

そこに、嫁も食べるとなれば、一人当たりの食べられる量が減ってしまいます。

そんなに美味しい鯖を嫁に食べさせるのはもったいないという姑の嫁いびりから来ているという、厳しいお話です。

 

そして、もう一つは、”鯖の生き腐れ”とも言われるよう鯖の鮮度は落ちやすいので、体に障らないようにと気遣ったものであるという説です。

 

昔は冷蔵庫などが存在しておらず、魚の鮮度を保つ技術もありませんので、鮮度の落ちた魚を食べたら体にいいはずもありません。

だから、嫁の体を守るという意味で秋の鯖は世継ぎを生む大切な嫁に食べさせない方がいいということわざになったという、思いやりのお話です。

 

秋鯖の美味しさ

秋鯖

ご紹介したことわざが生まれたのは、やはり「秋鯖は脂がのって美味しい」ことにほかなりません。

秋に旬を迎えるのは、マサバです。

10~11月に水揚げされる「秋鯖」は、春から夏の時期に産卵を終えて一度痩せたあと、再び栄養を摂って丸々と太っています。

とろっと、脂がのってとろけるような美味しさです。

 

鯖料理には、お造り、〆鯖、塩焼き、味噌煮、竜田揚げ、棒寿司、鯖大根、しゃぶしゃぶなど。

和食だけでも、多くの召し上がり方があります。

 

ですが、京都で鯖といったら「鯖寿司」を思い浮かべる方も多いことでしょう。

江戸時代、盆地で鮮魚が少ない京都で、若狭地方で獲れた鯖を塩漬けにして京都まで2,3日がかりで運んできたらちょうどいい塩加減になったそうです。

この鯖を塩と酢で〆て、昆布と重ねて寿司として食べるという「鯖寿司」は、すでに江戸時代には誕生したものです。

塩鯖には、生の鯖はひと味違う、濃厚な「うまみ」があります。

 

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
是非一度、当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店、心よりお待ちしております。

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