ブログ銀座店

2018.5.29

アサリについて改めてご紹介します

お味噌汁や酒蒸しでおなじみのアサリは、スーパーなどでも簡単に手に入ることから、日常的な食卓での登場頻度も多いかと思います。ごく一般的に家庭料理にも使用されているアサリですが、その特徴や調理の際の注意点をご存知でしょうか?

本日は、そんなアサリについてご紹介していきたいと思います。

アサリの特徴

アサリ
みなさん、アサリの表面の模様や色をじっくりと観察したことはありますでしょうか?
スーパーなどで販売されているアサリは、比較的小粒なものがほとんどですが、実はアサリは最大殻長6cmほどになる二枚貝なのです。
貝殻の表面の模様は、横しま模様や、様々な幾何学模様のような模様などと、非常に変異に富んでいて、色も黒無地のものや白黒、白茶、茶色無地、青無地、青白など多様で、同じ模様をしたアサリはいないほどだと言われています。
ただし例外的に北海道に生息するアサリは比較的大型で、貝殻には目立った模様がなく、黄褐色がかった色の特徴的な種類も存在します。

アサリは、日本や朝鮮半島、台湾、フィリピンまでと、幅広い地域に分布しています。さらに、地中海やフランスのブルターニュ地方、ハワイ諸島、北アメリカの太平洋岸にまで移入されているのです。
汽水状態を好むことから、成貝は海岸の潮間帯から干潮線下10mほどまでの、浅く塩分の薄い砂もしくは、砂泥底に分布しています。

食材としての利用

アサリ
歴史の教科書にもあるように、日本ではアサリは古くから食用とされていて、貝塚などから数多くの貝殻が出土してしていることでも知られています。

現在では、アサリは潮汁や酒蒸し、味噌汁、和え物、しぐれ煮とするほか、ヴォンゴレスパゲッティやクラムチャウダーの具など、和洋問わずに用いられていますよね。
アサリは、ビタミンB1を破壊する酵素であるアノイリナーゼを含むため、生食には向かないとの見方もあるそうですが、古くからポルトガルやチリなどでは、生のアサリが賞味されているのです。

秋〜早春のアサリは身が痩せ、品質が落ちることに加えて、泥地に棲息するため、全体として黒っぽいものも味が落ちるとされます。

着底後はほとんど移動しないというアサリ独特の生態のため、貝毒が蓄積されていることがあり、実際に浜名湖アサリ貝毒事件のようにアサリの貝毒による集団食中毒事件も起こっているようです。

アサリを剥き身で調理する場合は表面を水洗いするだけでOKですが、アサリを「殻ごと」調理する前には下ごしらえとして砂抜き(砂出し)をする必要があります。以下は、「殻ごと」調理する場合の方法です。

効率的に砂抜きをするためには海水を利用することが一番ですが、海水でなくとも真水(水道水)に食塩を溶かした濃度3%~ 3.5%程度の塩水を利用しても、簡単に砂抜きをすることができます。
また、アサリが吐き出した砂を再び吸い込むことがないように、ザルを利用することをお勧めします。砂抜きに必要な時間は、一般的に夏場では2~3時間、冬場は8~12時間程度を要するといわれています。

アサリの養殖

アサリは、人工増殖種苗を自然水域に放流した養殖や、遊休クルマエビ養殖池の利用研究のほかにも、稚貝を牡蠣やホタテガイの様に網に入れて吊り下げる方法でも養殖が行われています。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

 

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