ブログ銀座店

2017.12.1

白く輝くかぶ

晩秋のシーズンとなってきましたが、皆様如何おすごしでしょうか?

 

今回はかぶのご紹介です。独特な風味で、好き嫌いのある、かぶですが、かぶを知って好きになって頂けると幸いです。

 

 

・名前由来

かぶの名前は、肥大した根部分の形が丸く、かぶり(頭)に見立てたことに由来すると言われています。また、【すずな】とも呼ばれ、春の七草の一つにも数えられています。

 

 

・原産地と来歴

地中海沿岸部の南ヨーロッパを起源とする一元説と、地中海沿岸とアフガニスタンを起源とする二元説などがあります。かぶは元々野生あぶら菜の一変種です。

紀元前からヨーロッパで栽培されていたそうです。(歴史の深い食材ですね)

中国へは約2000年前に伝わったそうなのですが、現在ではあまり栽培されていないそうです。

 

日本では【日本書紀】(720年)にすでに記録があるそうで、かなり古い時代に中国または、朝鮮半島からもたらされたと考えられているそうです。

すずしろ(大根)とともに春の七草に数えられ、重要な根菜とされ愛されてきました。

東北地方では古くから焼き畑作物として年間栽培され、保存して冬から春の食料とされて来ました。江戸時代には、特徴的な栽培品種が各地で多数誕生していたそうです。

 

 

・特徴と種類

収穫時期は品種によって差がありますが、全体的に寒い時期ほど甘みが強くなり、葉も柔らかく特に子蕪は肉質が柔らかいです。

聖護院に代表される大型のかぶは、繊維が少なく肉質は緻密です。

東京近郊で栽培される金町かぶには、たくさんの系統があるそうで、全国各地で栽培されています。かぶには地方特産の在来種が多く、子かぶ以外は周年生産されていません。

 

日本で最も大型で、千枚漬けにされる京都の聖護院かぶ、かぶら寿司に欠かせない石川の金沢かぶ、耐寒性の強い新潟の寄居かぶなどの白いかぶのほか、東北から日本海側にかけて多いのが色かぶです。ここでは紹介できないくらい様々な品種があります。

色かぶはたいてい漬物などに加工して利用されます。

欧米種としては、大型で黄色く肉質がねっとりとしたゴールデン・ボールとスノーボール・アーリーなどがあります。

 

 

・かぶの栄養と効能

根の部分は大根(の根の部分)の栄養素とほとんど同じで、取立ててたくさん含まれている栄養素は見当たらないそうです。(残念です)

あぶら科野菜に共通した特徴として、刺激性辛味物質の元となるグルコシノレートという成分を含んでいます。

グルコシノレートは加熱して食べると肝臓の解毒作用を活性化させるそうで、動物実験ではがんの抑制作用が見られたそうです。

大根同様に、でんぷん質を分解するアミラーゼという酵素をたくさん含んでいるので、主食(御飯、パン、麺など)を食べ過ぎたときの胸焼けや胃もたれを解消してくれます。

蕪の葉は、根とはまったく異なる栄養素をもっており、カロテンが極めて豊富な緑黄色野菜でビタミンCや食物繊維を含んでいます。

ビタミンCは免疫力増加、老化、がんの抑制する働きを持っており、食物繊維は、便秘の改善、生活習慣病予防にもなります。

これだけの栄養素を含んでいる食材なので、かぶの葉も有効活用したいですね!

 

 

・あとがき

今回はかぶのご紹介となりました。

私のおすすめの食べ方は、漬物です。

漬物にすることで、蕪の皮、葉も両方食べることができ、なにより美味しい!

みなさんも一度試してみてはいかがでしょうか。

 

次回もお楽しみに!

 

 

瓢喜銀座本店  松本

 

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