ブログ銀座店

2019.3.20

会席料理の御椀の種類

いろんなお料理を少しずつ楽しむことができる会席料理は、日本料理を堪能することができる伝統的なお料理です。その中でも「御椀」と呼ばれる汁物には、様々な種類のものがあります。

本日は、会席料理の御椀についてお話させていただきます。

会席料理とは

会席料理
「会席料理」とは、一汁三菜を基本とする宴会等の際にもてなされるお料理のことを指します。かつては、武士が客をもてなすための「本膳料理」が基本だとされています。
一方で、同じ読み方である「懐石料理」は茶道から生まれた生まれたお料理で、茶道の基本である「侘び・寂び」をお料理で表現しているのです。懐石料理はお茶の前に食べる軽食ですので、量は少ないのですが、「旬の食材を使う」「素材の持ち味を活かす」「心配りを持っておもてなしをする」という三大原則があります。

また、「会席料理」主にお酒を楽しむためにいただくお料理とされていますが、「懐石料理」はお茶を楽しむためのおもてなしのお料理だという違いもあります。

このように、同じ「かいせきりょうり」でも、それぞれが持っている意味は全く異なるのです。

会席料理の御椀について

御椀
「御椀」とは、一般的に椀を使用するお料理のことを指しますが、ここで言う御椀とは「汁椀」を意味します。

汁椀は会席料理の2菜目に出てくる汁物で、「菜盛り椀」や「椀盛り」と呼ばれることもあります。汁物は、出汁を薄味で調味した「吸い地」、御椀の主役である「椀種」、そして「椀妻」、「吸い口」という4つの要素で構成されています。

汁物にはさまざな種類がありますが、いずれにしても和食会席には欠かせないものなのです。ここでは、代表的な物を中心に挙げてみたいと思います。

■すまし汁
透明な清汁で、吸い物と潮汁が代表的です。出汁の風味と具材に合う手法で、季節感を大事にしたものが多いです。

■吉野汁
すまし汁にくず粉を加えた汁もので、とろみがあるのが特徴です。吉野汁という名は、くず粉で有名な奈良県の吉野地方が由来です。

■みそ汁
みなさんよくご存知の通り、昆布や煮干しなどでとった出汁に味噌を加えて調味した汁もので、赤味噌や白みそ、または、これらを混ぜ合わせたものが使用されます。

■粕汁
出汁に酒粕を加え、具材には鮭などの魚介類や野菜を使用する汁物です。風味を良くするために、仕上げに白みそを加えることもあります。

■潮汁
一番出汁を使用せずに、ハマグリなどといった貝類から出汁をとる汁物です。

■霙汁
ダイコンやカブをすりおろしたものを使用する汁物で、「みぞれ」に見立てていることからみぞれ汁という名で呼ばれています。すりおろしたダイコンやカブが底にたまってしまわないように、くず粉で軽くとろみをつけます。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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