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いとこ煮

皆さま、「いとこ煮」をご存じでしょうか?

一般的には、かぼちゃと小豆の煮物で、冬至に食べられることが多いように思います。

「いとこ煮」は、郷土料理として、日本の各地に伝わっていますので、地域によっては煮物ではなく汁物であったり、みそ汁であったりしているようです。

本日は、そんな「いとこ煮」についてお話をさせていただきたいと思います。

 

いとこ煮とは

いとこ煮

冬至の定番料理として、「かぼちゃのいとこ煮」は一般的になってきているのではないでしょうか?

スーパーなどで、冬至近くになると、青果コーナーでかぼちゃの近くに小豆を置いて販売しているのを見かけることは珍しくありません。

 

「かぼちゃのいとこ煮」は、小豆とかぼちゃを汁けがなくなるまで甘しょっぱく煮たものです。

小豆は、一晩水につけてから柔らかくなるまで煮る必要がありますが、簡単に作ろうと思えばすでに甘みのついたゆで小豆を使えばすぐに作ることができます。

小豆の代わりに甘納豆を使うというのも、時短な材料です。

 

かぼちゃではなく、里芋やさつまいもの「いとこ煮」も美味しいものです。

 

いとこ煮の名前の由来

「いとこ煮」という名前の由来については、様々な説があります。

「いとこ煮」は、主に豆類や野菜を煮たものというのは全国的に共通しています。

お正月やお盆、その他お祝いの席で神様にお供えした野菜や豆を、行事の後に煮て食べたことが始まりといわれています。

 

1.作り方から来ているもの

先ほどご紹介したかぼちゃと小豆のいとこ煮は、まず先に小豆を柔らかくなるまでゆでてから、南瓜を加えてかぼちゃが柔らかくなるまで煮ていきます。

こうした煮えにくい材料から追々入れていくことから、おいおい→甥甥、つまりいとこになったという説があります。

また、野菜別にめいめいに煮ることから、めいめい→姪々、つまりいとこになったという説もあります。

 

2.材料から来ているもの

畑でとれる野菜や豆は、兄弟というほどではないけれども、いとこ位の関係だろうという説。

 

3.冠婚葬祭の席で出されたもの

婚礼や法事といった冠婚葬祭で兄弟姉妹や従兄弟たちが集まる時に食べる料理だったからという説。

 

冬至にいとこ煮を食べて冬を乗り切る

冬至

かぼちゃの収穫時期は、冬ではなく夏ですが、保存の利く野菜として野菜が少なくなる寒い時期を健康に暮らしていくように願いを込めて栄養価の高いかぼちゃを冬至に食べるようになったようです。

 

また、小豆の赤は邪気を払うといわれ、かぼちゃと同様に栄養価も高いので、身体が弱まる時期に食べられるようになったようです。

冬至に、「小豆粥」を食べる風習のところもありますよね。

冬至にいとこ煮を食べるとその年の冬は風邪をひかない」と言われていますので、皆さまもお召し上りになってみませんか?

 

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。
 

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