鱧の色々な食べ方

みなさま高級魚、鱧（ハモ）をご存知でしょうか？東日本ではあまりお目にかかることがない食材かもしれませんが、京料理では欠かせない食材となっており、鱧の身はウナギのような白身で柔らかく大変美味です。
本日は「鱧の色々な食べ方」についてお話しをさせていただきたいと思います。

鱧について

冒頭でもお話しした通り鱧は京料理の欠かせない高級魚として知られており、ウナギ目ハモ科に属している海水魚です。見た目や食感がウナギと似ていますが、よく見ると鱧には鋭い歯がありウナギとは違った特徴的な姿をしています。また漁で獲った際に噛み付いてくることもあり、見た目以上に力が強いので生きている鱧を扱う時は注意が必要です。
しかし、一般の方でも捌くことができ様々な鱧料理を楽しむことができます。鱧は高級魚として扱われていますが関西では馴染みのある食材としてスーパーなどでも販売されています。
また、鱧の美味しい時期は８月〜９月頃。この時期になると脂が乗るため一年の中で最も美味しく食べられると言われています。さらに価格が下がる時期でもあるので比較的手に入れやすくなります。

鱧料理

鱧の下ごしらえはウナギやアナゴと同じですが、骨が大きく硬いので骨切りが重要な作業と言えます。体の表面はヌルヌルとしているので、作業はぬめりとりから始めましょう。
鱧料理といえば天ぷらや唐揚げ、煮付け、酢の物、お吸い物など。関西では「はもちり」が定番料理の一つとなっています。はもちりとは、熱湯に通した鱧を水で洗い梅肉などで食べる料理のことです。さっぱりとしておりお酒にも合う一品です。
また、鱧料理は和食だけでなく洋食としても楽しむことができます。例えば鱧のムニエルにソースをかけバジルで飾ればイタリアン風に仕上がります。ワインとよく合い、記念日やお誕生日にお勧めなメニューです。

鱧は和食に限らず様々なレシピに活用でき、ご家庭でも高級感のある食感や味わいを楽しむことができます。ご機会がありましたら是非、鱧を使った普段とは違う料理にチャレンジしてみてはいかがでしょうか？

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。