ブログ赤坂店
身土不二(しんどふじ)は食育運動のスローガン
「身土不二(しんどふじ)」という言葉をご存知でしょうか?これは、大正時代に創作された食育運動のスローガンで、「地元で採れる旬の食材や伝統的な食事が体に良い」ということを意味する言葉です。「食育」という言葉は最近でも耳にする機会が多いかと思いますが、実は明治時代の頃から、食と健康の関係性や食の重要性が唱えられていたのです。
本日は、「身土不二(しんどふじ)」という食育運動についてお話させていただきたいと思います。
身土不二(しんどふじ)が意味していること
「身土不二(しんどふじ)」というスローガンは、明治時代に陸軍薬剤監の石塚左玄が発足した「食養会」が唱えたものです。
そもそも、「身土不二」とは、「人と土は一体であり、人の命と健康は食べ物によって支えられ、食べものは土が育てている」ということを意味している言葉です。つまり、慣れ親しんでいる身近な環境で採れるものを健康のために食べましょう、ということを表しているのです。「地産地消」という言葉を思い出す方も多いかと思いますが、これも元々は「身土不二」が原点だといえるでしょう。
身土不二が身体に良いとされている理由
身土不二が身体に良いとされている理由は、その土地や季節に合った食べ物が身体に良いとされているからです。例えば、夏に採れるトマトやキュウリには、体の中にこもった熱を取り除く作用があるため、暑い夏にぴったりな食材です。反対に、冬の時期に採れるみかんやリンゴには、体を温める作用があるとさえているのです。また、暑い国で南国特有の果物や野菜などが良く育つのは、水分補給のためなのです。
このように、その土地とその土地で暮らす人には密接なかかわりがあるので、近年でも「地産地消」が推奨されているのです。
さらに、地元で採れたものは長距離を輸送される必要がないため、安くて新鮮である上に、味も抜群です。さらに、長距離の輸送が不要であることから、輸送の際にかかるガソリンなどのエネルギー資源も最小限で済むという利点もあります。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。