ブログ赤坂店

2018.12.14

赤貝の赤みはおいしさの象徴

赤貝と聞いて皆さんはどんなイメージが浮かびますか?「お寿司屋さんに行くと、子供の頃はあまり頼まなかった貝類を多く頼むようになってきた。」なんていう話をよく耳にしますが、まさに近頃の私そのものであり、自分も大人になったんだなぁと感じる瞬間です。貝類はしなやかな歯ごたえと確かな甘みがたまりませんよね。本日は、数ある貝類の中でも赤貝についてお話させていただきたいと思います。

赤貝とは

赤貝

赤貝は、フネガイ目フネガイ科に属する二枚貝の一種であり、 北海道南部~九州、沿海州〜東シナ海、内湾の浅い泥底地などに生息し、殻には42本前後の放射肋があります。血液中の色素に人間と同じヘモグロビンを持っており、身の色合いが赤いことが名前の由来となっているそうです。大きくても殻長12cm、殻高9.6cm程度で、前述の通り身が赤いことも特徴の一つです。

生で食べても煮て食べても非常に味わい深く、日本の食卓でも広く愛されており需要は高いものの、国産物はあまり出回らない為、高級食材とされています。特に宮城県名取市の閖上港に上がる赤貝は都内で一番高値で取引されており大玉が揚がることでも有名です。現在は中国や韓国からの輸入物も多く、流通の世界では国産物よりも輸入物の方が幅を利かせています。

良い赤貝の見分け方として、活けの場合は貝殻をもって重く、打ち合わせてみて鈍い音のするもの剥いたものは触って反応する(動く)もの赤ければ赤い程美味しく旬は冬~春(11月~4月頃)と言われています。

 

赤貝の食べ方

生食(刺身)、煮つけ、和え物(酢の物・ぬた)等

・刺身

関東をはじめ赤貝の刺身を食べない地域はあまりないというくらい主流の食べ方になっており、足だけではなくヒモ部分もとても美味しくいただけます。高級なものなので主に料理店で食べられています。

・煮つけ

小振りなものや内臓などは煮つけにするのが東京湾内房の食べ方。生姜をアクセントに強めに煮つけ佃煮にしても美味しいです。

・和え物(酢の物、ぬた)

関東では赤貝のぬた(味噌とお酢に砂糖を混ぜたもの)は定番料理ともいえます。冬には旬のねぎと合わせたぬた、夏にはきゅうりと合わせさっぱりした酢の物もいいですね。

 

赤貝の栄養

赤貝は高タンパク低脂質であり、タウリン、ビタミンB12、鉄、亜鉛などが豊富に含まれています

・タンパク質

筋肉や血液、皮膚、爪、臓器などを作るために不可欠であり、不足すると免疫力が低下してしまうことから、さまざまな病気を引き起こす原因となってしまいます。

・タウリン

血圧やコレステロール値、血糖値を下げる効果があります。また、肝機能を高め解毒効果がアップしむくみや息切れ、動悸などの症状を改善します。

・鉄分

血液の主成分となる栄養素で、貧血予防、酸素を運んだり筋肉の収縮を助けたり、エネルギーの生産を手助けするなどの働きがあります。

タウリンにはアルコールの分解を助ける効果もあるので、お酒のつまみを赤貝などの魚介類にすると良いかもしれませんね。また、女性は毎月の月経で鉄欠乏性貧血になりやすく、倦怠感や頭痛、イライラ、朝スムーズに起切られないなどの症状がある場合にも、鉄分やビタミンB12を多く含む赤貝がおすすめです。

 

 

生でも煮ても美味しく、高タンパク低脂質で様々な栄養素が含まれることから体にも嬉しい。まだまだ旬な時期が続く赤貝をおつまみに美味しいお酒を飲みたくなりますね。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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