ブログ赤坂店
薄揚げと厚揚げの違いについて
薄揚げと厚揚げ、みなさんはこれらの違いをご存知でしょうか?どちらも大豆の加工食品という点では共通していますが、見た目や食感、そして用いられる料理にも違いがあるのです。
本日は、「薄揚げと厚揚げの違い」についてお話させていただきたいと思います。
作り方の違い
お味噌汁や煮物などに用いられる薄揚げは、「油揚げ」とも呼ばれ、お稲荷さんには必要不可欠な具材でもありますよね。この薄揚げは、水切りして薄切りにした豆腐を文字通り油で揚げるのですが、その際に豆腐が油の中に完全に浸るようにして2度、3度と十分に揚げるのが、薄揚げを作る際の特徴です。
一方、厚揚げは表面は油でカラっと揚げられて、中は豆腐の濃厚な味わを楽しめる食品ですよね。厚揚げも、その名の通り厚切りにした豆腐を油で揚げたものですが、薄揚げとの違いは豆腐の表面のみを揚げて、中は柔らかさを残すのが特徴です。このように、揚げる際に中まで十分に火を通さないことから、「生揚げ」とも呼ばれてます。
栄養素も異なる
薄揚げと厚揚げの原料は共に大豆であるにもかかわらず、含まれている栄養素にも違いがあるのです。
気になる薄揚げのカロリーは、100gあたり386kcal、1枚当たりに換算すると、約116kcalです。一方の厚揚げの100g当たりのカロリーは150kcalと、ずっしりとした食べ応えにもかかわらず、含まれている油の量が少ないため、100g当たりのカロリーは薄揚げよりも控えめなのです。ただし、厚揚げ1枚(200g)当たりで換算すると300kcalと、比較的高カロリーな印象です。
ちなみに、薄揚げに含まれている主な栄養素は、ビタミンKやマグネシウム、厚揚げにはタンパク質や脂質が多く含まれていて、ビタミンKとカルシウムも豊富です。
調理方法もそれぞれ異なる
中が袋状の空洞になっている薄揚げは、お稲荷さんの他にもうどんのトッピングやみそ汁の具材、あえ物などにも使用されます。
一方で、食べ応えのある厚揚げは、表面をカリッと焼いてお醤油をかけて食べたり、炒め物や煮物などにも用いられます。
薄揚げと厚揚げは、どちらも原料が大豆であり、油で揚げる工程も共通していますが、見た目や食感はもちろん、用いられるお料理や含まれている栄養素まで異なります。お料理や調理方法に合わせて、上手に選びたいですね。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。