ブログ赤坂店
花山椒をご存知でしょうか?
花山椒を、みなさんご存知でしょうか?「山椒」は、ウナギのかば焼きや焼き鳥などを食べる際に振りかけることでおなじみですが、花山椒はそれほどポピュラーではないかもしれませんね。
本日は、花山椒についてお話させていただきたいと思います。
花山椒について
花山椒とは、山椒の花の部分を指し、食用として炒め物などの具材をはじめ、さまざまなお料理に使用されています。
そもそも、山椒とは日本原産の落葉低木になる実の皮の部分から作られる香辛料で、独特のピリッとした刺激や風味がクセになります。新芽や若葉、つぼみ、果実は食用とされ、例えば若い芽は「木の芽」と呼ばれ、主に和え物などに使用されています。
山椒の木は雌雄異株であるため、雄株と雌株に分けることができ、雌株は春になると花を咲かせて果実をつけます。
山椒が持つ舌を痺れさせるような独特な辛みは、「サンショール」と呼ばれる成分によるものです。
山椒には、発汗作用や整腸作用に加えて、冷え性を改善する効果もあるとされています。さらに、山椒の柑橘系の香りには、リラックス効果も期待されているのです。
日本での山椒の主な産地は、和歌山県が最も多く、次いで高知県、その他の県となっています。
花山椒は黄色くて小さな姿が特徴で、つぼみの状態で摘み取られると、お吸い物や佃煮などに使用されたり、薬味として焼き魚と一緒に食べられることもあります。花山椒には山椒独特の辛味が少なく、香りや食感が良いとされているのですが、市場ではあまり流通されていないため、目にする機会は少ないかもしれませんね。
花椒(ホアジャオ)とは
花山椒とよく混同されるものに、「花椒(ホアジャオ)」と呼ばれているスパイスがありますが、これは中国産のスパイスであり、特に四川料理にかかせない香辛料です。花椒は、中国が原産の落葉低木になるもので、日本での山椒と同じように乾燥させた果皮から作られます。
花椒は、ホールのまま売られている場合もありますが、あらびきされていたり粉末状にされて売られている場合もあります。
古くは漢の時代から薬として使用されていたともされる、歴史の長いスパイスなのです。
漢方薬としての山椒
花椒がかつて薬として使用されていたように、日本でおなじみの山椒にも漢方薬としての効能があるとされています。
その効果は、ウナギのかば焼きなどにふりかける程度でも実感することができ、先ほども上記で触れたように、冷え性の改善や胃腸の働きを良くするなどの働きがありとされているのです。
また、山椒は食べることによる効能だけでなく塗ることで効果を発揮する傷薬としての効能もあると言われています。傷薬としては、ひびやあかぎれ、消毒などに効果があるのだそうです。
このように、独特な辛味と風味が特徴的な山椒は、血行促進などといった嬉しい働きもあります。
希少性の高い花山椒は、なかなか手に入れることは難しいかもしれませんが、是非その風味を楽しんでいただけたらと思います。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。