ブログ赤坂店

2020.5.10

北国の郷土料理、すしニシン

「すしニシン」とは、北海道などの郷土料理でニシンを糠漬けにしたものです。地域や家庭によって味付けや材料が違い様々なバリエーションがありますが長期保存ができることから、昔から保存食として作られていました。
本日は、「すしニシン」についてお話しをさせていただきたいと思います。

すしニシン

すしニシンについて
すしニシンは主に北海道の沿岸部で古くから作られている郷土食で、青森、秋田、福井などでも作られ食べられています。
また、岐阜県では別名「ねずし」とも呼ばれており、漬け込み期間に寝かせるという意味から付いたと言われ、正月料理のごちそうに欠かせないものだったといいます。
北海道ではニシンの漁業が盛んに行われており、ニシン漁が終わる5月頃からニシンを漬ける作業を行います。冷蔵庫や電気がなかった時代では保存食として重宝され、塩加減や環境によっては3年以上の保存が可能と言われています。

脂がのったニシンと糠の甘みとの相性が良く合い、上品でまろやかな味わいです。また、地域によっては大根や人参、玉ねぎの千切りなどを材料に加えニシンと一緒に漬け込んだりします。

すしニシンの作り方

すしニシンの作り方
◆材料:ニシン(まるごと)・糠、塩適量(糠3:塩1の割合)

◆作り方:あらかじめ糠と塩を混ぜておき、ニシンの内臓を取り血合い取って水で洗い水を切ります。ニシンの腹に糠塩を入れ、容器の中に並べます。その上に糠塩を厚くかけ、この順序で重ねるように入れていきます。
ラップフィルム又は落とし蓋をかぶせ、重石を乗せます。この状態で一週間寝かせます。一週間経過したらさらに重石を重くさせ、冷暗所で保存します。漬け込み期間は約1週間〜3週間です。
焼いて食べるもよし、塩出しをして飯ずしにするもよし。古くなったものは汁の具材として使うことをお勧めします。
塩加減や環境によって保存期間も異なるので、注意が必要です。

どこか懐かしく感じる味わいで、一度食べたらやみつきになるような逸品です。お酒の御供に、またはご飯のおかずとして、機会があれば是非、北国の郷土料理「すしニシン」を味わってみてはいかがでしょうか。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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