ブログ赤坂店
ズワイガニは冬の味覚の王様
ズワイガニと言えば、しっかりと詰まった甘みのある身に、こってりとしたカニ味噌も楽しむことができる冬を代表する高級食材の一つですよね。
本日は、ズワイガニについてお話させていただきたいと思います。
ズワイガニの特徴と生態
まずは、ズワイガニの見た目の特徴からご紹介していきたいと思います。
ズワイガニの体色は暗い赤色で、甲はやや膨らみのある三角形をしています。オスの甲幅は大きなもので14cmほどですが、メスは一般的にその半分くらいの大きさです。
ちなみに、ズワイガニの「ズワイ」というのは、細い木の枝を意味する古語「楚(すわえ、すはえ)」がなまったもので、漢字だと「津和井蟹」と書きます。
オスとメスでは大きさが全く異なるため、漁獲されるほとんどの地域では、オスとメスにそれぞれ別の名前がつけられているのだそうです。
例えば、オスのズワイガニの場合は「エチゼンガニ」、「マツバガニ」、「ヨシガニ」などと呼ばれ、メスのズワイガニの場合は、「メガニ」、「オヤガニ」、「コッペガニ」などと呼ばれています。
ズワイガニが生息している地域は、山口県よりも北の日本海や、茨城県より北からカナダまでの北太平洋、さらにはオホーツク海、ベーリング海などに広く分布しています。
食材としてのズワイガニ
ズワイガニは、主に塩茹でや蒸しガニ、寒い冬にぴったりなカニ鍋などにして食べられることが多く、新鮮であれば刺身や寿司としても人気があります。さらには、缶詰などの原料になることもあるのです。
肉の部分には上品な甘みがあり、カニ味噌はこってりした味を持っていることが、ズワイガニの人気の理由なのではないでしょうか。さらには、メスの卵巣の部分も美味しいと有名でよく食べられています。
ズワイガニは、タラバガニよりもおいしいという方が多い理由は、甘みの強いアミノ酸である「グリシン」や「アルギニン」がズワイガニには多く含まれているためです。特に、カニ独特の甘みや淡白な味がお好みの方にズワイガニファンが多いようです。
ちなみに、一般的にズワイガニは大きければ大きいほど、重さがあるほど美味しいとされています。
ズワイガニのブランド別の特徴
実は、ズワイガニは捕れる地域によって呼び名が異なります。そして、それぞれの地域名を名乗ることで、ブランド化しているカニでもあるのです。
ズワイガニで有名なブランドと言えば、「松葉ガニ」や「越前ガニ」ですよね。
松葉ガニは、島根県や鳥取県などの地域の代表的なブランドガニです。松葉ガニは、他のズワイガニよりも強い甘みを持っているのが特徴です。松葉ガニ漁は1、1月上旬~3月の波の高い冬の日本海で行われます。
越前ガニとは、福井県で水揚げされた雄のズワイガニのことです。福井県の越前ガニは、「ズワイガニの中で最も美味しい」とも言われている最高ブランドのカニなのです。「松葉ガニ」や「越前ガニ」
越前ガニが美味しいといわれている理由は、日本海の荒波と寒さの厳しい環境による影響が大きいと言われています。「越前ガニ」は、カニの中の王様と言われ、皇室にも献上されるほどの最高級品なのです。
松葉ガニと越前ガニ、どちらも冬の味覚として存分にお楽しみいただけること間違いありません。
当店でも今が旬のズワイガニを使った料理を取り扱っております。
冬の味覚の王様とも言われるズワイガニを是非ご堪能いただきたいと思います。
当店自慢の料理と心のこもったおもてなしを一度味わってみてはいかがでしょうか?
皆様のご来店心よりお待ち申し上げております。