ブログ赤坂店

2020.3.4

丸鍋(スッポン鍋)について

丸鍋とは、スッポンを使った鍋料理のことです。主に京都を中心とした関西地方の呼び名で、他の地域では「すっぽん鍋」とも呼ばれています。

すっぽん
「丸鍋」の名の由来はすっぽんの甲羅が丸いことから。材料はスッポンと野菜。家庭でも作れますが、専門店ではスッポンの出汁が染みついた年代物の土鍋を使うこともあります。
さらに、コークスを使った強い火力で炊き上げる店も存在しますが、この場合は野菜を入れずにスッポンのみを使用しています。
鍋の具を食べ終わると、残りの汁で雑炊を作ることが一般的であります。

すっぽんは日本や中国では、古くから食されていたようで、日本列島においては滋賀県に所在する栗津湖底遺跡において縄文時代中期のスッポンが出土しており、
明治時代にすっぽんの養殖が始まり、本格的に広まったのは1980年頃です。

すっぽんは美味しい出汁がでるため、日本酒とすっぽんで合わせた「スープ」や雑炊、吸い物は日本料理の中では高級料理とされます。
甲羅や爪、膀胱以外はすべて食べられることが特徴であります。専門店や知識のある店では食前酒として、すっぽんの活血を日本酒ワイン等のアルコールで割ったものを提供する店もあるようです。
すっぽんはカメの一種で滋養食材として古くから利用されています。特に生き血は滋養強壮効果があります。

丸鍋 すっぽん鍋

またすっぽんのエンペラにはコラーゲンが豊富で美肌効果があります。その他ダイエット、浄血、貧血予防、骨や歯の健康に至るまで効果・効能があります。
すっぽんには「必須アミノ酸」という成分が豊富に含まれており、なんとアミノ酸スコアが100と栄養素的にはパーフェクトの食材なんです。
すっぽん同様に動物性の肉、魚、卵、乳製品類などもアミノ酸スコアは100となります。

こういったことからも分かるように、すっぽんはタンパク質の塊ですが、このタンパク質はとても大切な栄養素です。私達の皮膚や筋肉、髪の毛、爪のなどを作っているのがこのタンパク質の役割になります。必須アミノ酸のバリン、ロイシン、イソロイシンは筋肉の疲れを取ったり、筋肉を作り出したりします。筋肉がつくと体力もつきます。そしてリジンには免疫力を高める働きがあります。またトリプトファンには疲労回復効果があります。さらにはトリプトファンからナイアシンが作り出されるのですが、このナイアシンには糖質・タンパク質・炭水化物の代謝を上げてくれます。そうすることによって、中性脂肪やコレステロールを下げてくれる役割もあり生活習慣予防もしてくれます。すっぽんには皮膚を主として私達の体を構成し、元気と体力を生み出し、さらには生活習慣での気になるコレステロールなどの値まで下げてくれることとなります。

このようにすっぽんは、コラーゲンたっぷりで美容と健康に最適な食材です。
皆さんも機会がございましたら、この栄養豊富な「丸鍋」を是非お召し上がりくださいませ。

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瓢喜赤坂店
店長 小澤

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