ブログ赤坂店
ウリ科の野菜 夕顔(ユウガオ)は美味しい万能食材
野菜の「夕顔(ユウガオ)」といってもピンと来ないかもしれませんね。
キュウリやゴーヤなどの仲間で、食用のウリ科の植物で、主にかんぴょうの原料としては使われています。
実は、かんぴょうだけでなく、煮物にしたり酢の物にしたり色々な食べ方があります。
本日は、そんな知られざる夕顔の食べ方についてお話をさせていただきます。
夕顔とはどんな野菜?
夕顔は、夏に夕方から白い花を咲かせ、そして翌日の午前中には萎んでしまう植物です。
これととても似た植物に朝顔、昼顔、夜顔がありますが、こちらはヒルガオ科という植物です。
夕顔は、ウリ科なので実がなります。夕顔の有名な食べ方が、かんぴょうです。
かんぴょう(干瓢)も、あまり馴染みがないかもしれませんが、かんぴょう巻やおでんの餅巾着を結んでいるあの白い紐の部分がかんぴょうです。
夕顔の実は、「ふくべ」(瓢)と呼ばれ,それをほ(干)したものであることから、かんぴょう(干瓢)といいます。
夕顔の実は、「冬瓜(トウガン)」と同じように、ずんぐりと丸い丸夕顔と、長い円筒状になる長夕顔があります。
夕顔の実が野菜として食べられるようになったのは,苦みの少ない丸夕顔が伝えられてからといわれています。
名前もややこしかったですが、夕顔は見た目にも「冬瓜」と似ています。
ですが、花の色、実の形の違いがあります。
・夕顔の花は、白色で、実は黄緑色、形は丸いものと細長いもの
・冬瓜の花は、黄色で実は濃い緑色、形は太さが一定の俵型
そして、もしも切った状態で売られていた場合は、見分けが簡単になります。
・夕顔は、実がぎっしりと詰まっている
・冬瓜は、中に空洞がある
こうした違いがあります。
夕顔の食べ方
夕顔は、淡白な味わいでウリの青臭さもさほどないのでどんな料理にも味が馴染みやすいという特徴があります。さらに柔らかいので、調理するのが楽にできます。
美味しい召し上がり方としては、そぼろあんかけなどの煮物、薄く切って酢の物にしたり、味噌汁の具にして食べたりといったっ調理方法があります。
軟らかくなって透き通るまでを目安として、調理するといいでしょう。
煮物にする場合は、一度茹でこぼした方が青臭さが抜けて、すっきりとした味に仕上がります。
また、夕顔の皮とワタ、種を取り除いたものを、細切りや薄切りにして豚肉などと共に炒めるのも美味しいです。そのほか、実を薄く細長くむいたものを茹でて、水気を切ったら、酢の物やサラダにしても良いですね。
【夕顔の下処理】
1、夕顔を使う分だけ切り分ける
2、皮をむき、ワタと種を取り除く
3、白い果肉部分を食べやすい大きさに切って、好みの調理方法で用いる
どのような料理にも使いやすいのが夕顔です。
もし手に入れる機会があったら、色々な調理で召し上がっていただきたいと思います。
当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。