ブログ赤坂店

2018.9.14

アナゴの知られざる特徴

長い食べ物は古くから、「大変縁起がいい食べ物」として、取り入れられてきました。中でもアナゴは、「永続」を象徴しているそうで、ご縁をつなぐ引き寄せるともいわれているそうです近年では、鰻の漁獲量の減少と価格の高騰により、土用の丑の日にはアナゴが、楽しまれるようにもなってきました。似たように楽しまれる一方栄養や味も少しうなぎとは違います。本日は、アナゴについてお話させていただきたいと思います。

 

アナゴの特徴

アナゴ

あなごはよく似ている、うなぎと同じくウナギ目に属しています。あなごは、アナゴ科、うなぎはウナギ科の魚です。

 

外見は、うなぎによく似ている細長い形をした魚で、食用だけではなく、観賞用の種類も含めると150種類以上もあります。種類により、それぞれ適した環境が異なり、深海を好むもの、浅いところを好むものなど、実に様々です。一般に食用の「あなご」として多く流通、漁獲されているのは、数あるあなご種類中でも「マアナゴ」と呼ばれるものがほとんどです。大きさも種類により様々で、水族館などで見ることが出来る、全長30センチほどの小さな「チンアナゴ」などから、大きいメスの場合では1メートルを超えるものもあります。

 

あたたかい海に生息し、夜間にエサを探す習性があり、小魚や、貝類、ゴカイなどの小動物をエサとしています(一部、チンアナゴ類のエサはプランクトン)。一方、昼の間は、海底の砂・泥の中や岩石のすき間などにいることが多く、日本での呼び名である「あなご(穴子)」は、海底の巣穴から頭や半身を出している様子に由来するそうです。

 

あなごは、「うなぎと似ている」というイメージを持っている方も多いと思います。実際、体型はやはり、うなぎとよく似ています。全体は細長く、胴が円筒の形をしているのがをしているのが特徴です。うなぎとの違いは、あなごには、ウロコが無いというところです。また、うなぎの色は、暗めの灰色。あなごは、薄い茶色をしており、側面に白い斑点が付いているのが特徴です

 

食材としての利用

穴子寿司

あなごには、カルシウム、タンパク質、ビタミンA、DHA、EPAなどが含まれており、代謝促進、疲労回復、コレステロールの低下や抗血栓作用などの効果が期待できます。うなぎと比べると栄養価の数値が低い部分があるものの、うなぎより脂質が低く、取り入れやすい食品です。また、スーパーなどにおいて調理済みのものが購入できることも多く、自宅でひと手間加えアレンジして楽しまれることもあります。見栄えが良く、価格もうなぎに比べ手ごろなあなごは、天麩羅や蒲焼、寿司など、いろいろな料理で食べられています。

 

蒲焼
うなぎの代用として用いられることが多く、定番の料理です。甘辛いたれが照るあなごの蒲焼は、食欲をそそり、うなぎよりも脂質が少ないためあっさりといただけます。

 

天ぷら
身を開いたあなごは、天麩羅もおすすめです。とくに揚げたては白身の淡泊な味わいをより楽しむことが出来ます。

 

その他の食べ方
あなごは、定番料理の他にも酢の物やちらし寿司、岡山県の郷土料理である「ベタラ」なども楽しまれています。「ベタラ」は、あなごの生の稚魚をポン酢で食べるという料理です。注意していただきたい点は、うなぎと同様に、血液中に弱いたんぱく毒を含んでいるということです。そのため、生食は避けた方がよいと言われています。

 

あなごは、夏の6月から8月が旬と言われる食材ですが、それは「さっぱりとした味が良い」ということに由来しており、実際は、10月から12月の秋冬にも楽しむことが出来ます。この時期には、旬として楽しまれるものに比べ、より脂が乗ったあなごを楽しんでいただくことが出来ます。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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