ブログ赤坂店

2017.6.24

アオリイカを食べる

アオリイカとは、うまみ成分を多く含んでいる大型のイカで、主に料亭などで高級食材として扱わています。日本の近海にも生息しているそうですが、その漁獲量は少ないので、輸入に頼っているのが現状です。

本日は、アオリイカについてお話させていただきたいと思います。

アオリイカの特徴

アオリイカ
アオリイカは、日本沿岸に生息している大型のイカで、食用としてはもちろんのこと、釣りの対象としても人気があるのだそうです。
胴長は40~45cmくらいの大きさのものが多いのですが、特に大きいものだと50cm以上、重さは6kg以上にも達します。

丸みを帯びた胴に、胴の縁に渡って半円形のひれを持っているのが特徴的で、甲は薄くて透明です。そして、雄の背中には白くて短い横線模様がありますが、雌の横線模様はくっきりとしていなく不明瞭なのです。

アオリイカは漢字で「障泥烏賊」と書きますが、その由来はひれの色や形が障泥(あおり)という泥よけの馬具に似ていることによってつけられたのだそうです。

ハワイ以西の西太平洋からインド洋の熱帯・温帯域に広く生息し、日本では北海道以南の沿岸にまで分布しています。
アオリイカは、普段は深い場所に生息しているのですが、春~夏にかけての時期は産卵のために海岸近くの浅場へとやってくるのです。産み付けられた卵が魚に食べられる事が無いのは、卵鞘の中にバクテリアがいて、魚が嫌がる物質を出しているためだとされています。
20日ほどで孵化すると、幼体は浅い海で小魚などを捕食して成長していきます。そして、夏になると体長数cmの幼体を浅い海で波間に漂う様を観察することができるのです。

食材としてのアオリイカ

アオリイカ
弾力性に富んだ肉質を持ち、甘みがあるアオリイカは、遊離アミノ酸が多く含まれ、その含有量は国産のイカとしては最高水準なのだそうです。
うまみ成分を多く含んで切るアオリイカは、刺身をはじめとして、天ぷらや煮つけなどによく利用されます。しかし、国内でのアオリイカの漁獲量は少ないため、主に料理屋や料亭などで消費される高級品として扱われています。

一般的に、国内で販売されているものは海外からの輸入品で、最近では東南アジア方面から輸入する量が増えているそうです。

もし、ご家庭でアオリイカを調理する場合におすすめなのが、「アオリイカのイカスミパスタ」です。
墨まで贅沢に使用したアオリイカ満載のパスタは、絶品です。

■材料
アオリイカ:適量。
アオリイカの墨:適量。
トマトソース:大さじ7。
ドライトマト:1個。
アンチョビ:1枚。
にんにく :1片。
パスタ :80g。
オリーブオイル・白ワイン:適量。

■作り方
まず、イカ墨をしごき出して、白ワイン小さじ1程度を使用して伸ばしましょう。
ドライトマトは、少量のお湯で戻し、みじん切りにしておきます。
同じくみじん切りにしたにんにくをオリーブオイルで炒めたら、アンチョビとドライトマトを加えて、そこへさらにイカを加えて炒めます。白ワインを振り入れて、フランベします。
トマトソースを加えて、さらにイカ墨を加えます。
ゆでたパスタを加えて、ソースによく絡めたら完成です。

機会がありましたが、みなさまも是非作ってみてください。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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