ブログ赤坂店

2019.2.23

蕪の旬と栄養について

「かぶら」や「かぶな」とも呼ばれることのある蕪は、「すずな」とも言われ、春の七草の一つでもあります。蕪は、スーパーなどで1年中購入することができますが、寒い時期の方が甘みが強く、美味しいとされています。

本日は、蕪についてお話させていただきます。

蕪について

蕪
蕪を最もおいしくいただける旬の時期は、11月頃から1月頃の寒い時期とされています。
実際には赤かぶや白かぶなど、蕪にはさまざまな品種があり、その地方特有の品種も多く栽培・出荷されています。例えば、京野菜の一つである「聖護院かぶら」や、滋賀で栽培されている「日野菜」などが有名です。

さらに、「黄金かぶ」や「ミラノカブ」、「スウェーデンカブ」などといった西洋野菜の種類も豊富で、それぞれの色や形などの特徴もさまざまです。

蕪は、根の部分だけではなく葉の部分も美味しくいただくことができ、品種によっては主に「葉」を食べるものも多くあります。ちなみに、根の部分は淡色野菜で、葉の部分は緑黄色野菜とされているという点もおもしろいですよね。

蕪に含まれる栄養・効能

蕪
蕪の根の部分に含まれている栄養素は、それほど多くはありませんが、ビタミン類や消化酵素のであるアミラーゼが豊富に含まれています。
アミラーゼとは、でんぷんの消化酵素としての役割があり、胃もたれや胸やけなどを解消したり、整腸効果も期待できる成分なのです。
また、蕪に含まれているビタミン類の中でも特に豊富なのが、ビタミンCです。ビタミンCとは、単純に美容に良いということだけでなく、体の酸化を防ぎ、アンチエイジング効果までも期待できる栄養素なのです。ただし、ビタミンCは水溶性であるため、定期的に摂取することが理想です。

そして、蕪の葉の部分には、βカロテンやビタミンC、カリウムやカルシウムなども豊富に含まれています。
抗発ガン作用や免疫賦活作用があるβカロテンは、その他にも重要な働きを持っています。βカロテンは、体内でビタミンAに変換し、髪の健康や粘膜、皮膚の健康維持、さらには、喉や肺など呼吸器系統を守る働る働きがあるのです。

また、蕪の葉の部分には、体の新陳代謝を高めたり、体内のバランスを整える効果のあるカリウムや、骨や歯を丈夫にしてくれるカルシウムなども豊富に含まれています。

お料理の際は、つい捨ててしまいがちですが、このように蕪は根よりも葉の方が多くの栄養をを含んでいることがわかりますね。

蕪を使ったお料理

蕪を使用したお料理というと、どんなものを思い浮かべますか?

ここでは、蒸してモチモチとした食感になる蕪を楽しめる「カブの茶碗蒸し」をご紹介いたいます。

まず、蕪を1株水で良く洗って、根と葉の部分に分けて、それぞれ食べやすい大きさに切り分けます。
しいたけやかまぼこ、銀杏や鶏肉など、お好みの具材も用意し、同じように食べやすく切ります。
次に、卵2つ、だし汁200cc、薄口醤油小さじ3を混ぜ合わせたら、ザルでこしてなめらかにしましょう。
茶碗に、かぶの根と葉と、お好みの具を入れたら、上からザルでこした卵液を流し入れます。
そして、蒸し器で10分間蒸して固まったら完成です。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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