ブログ赤坂店

2017.2.8

九条葱で料理に彩りを!

九条葱と言えば、京都を代表する京野菜の一つですよね。肉厚で甘みを持っている九条葱は、お料理の彩りに用いることはもちろん、九条葱のおいしさを存分に生かすこともできるのです。

さて、本日は京野菜の九条葱についてお話させていただきたいと思います。

京野菜の九条葱

九条葱
九条葱は、主役を色鮮やかな緑色で引き立てるだけでなく、九条葱そのものの辛みや甘みなどをしっかり主張することもできる万能な野菜です。
九条葱は、もともと大阪府の難波周辺に自然に生えていたものだったとされていますが、その後京都に伝わると、何度も品種改良が重ねられつつ伝統的に栽培されてきた青ネギの一つなのです。
「九条葱」と言う名前は、京都市の九条地区で主に栽培されていたことに由来しているそうです。関西でネギと言えば、九条葱のような青ネギが一般的となっています。

九条葱は、細葱と太葱の2種類に分けることができます。
細葱とは、その名の通り細長く淡い緑色をしていて、根っこから葉が分かれるまでが短く、分けつが多いのが特徴です。
一方の太葱は、太さが2センチ、長さが1メートルにも成長する葱で、葉の色は濃い緑色で根から葉が分かれるまでが長く、分けつはほとんどないのが特徴です。寒さへの耐性も持っているので、通年栽培することができます。

九条葱の特徴

九条葱
九条葱は、何と言っても口当たりが優しく、甘味のある味が特徴的です。九条葱の葉の内側にはぬめりがあるのですが、冬の時期に霜が降りることによって、このぬめりと甘味がさらに強くなるのです。

また、九条葱の味には四季があります。
春の九条葱は、柔らな味わいで、夏~秋の時期には辛味が増してきます。そして、冬になると甘味が強く引き出されてくるのです。

九条葱の青い部分には、ビタミンAやビタミンB1、ビタミンC、カロチンなどといった栄養価が豊富に含まれていて、健康を維持する働きがあるとされています。
また、白い部分には、「アリシン」という成分が含まれています。アリシンとは、消化液の分泌を促進したり、食欲増加や消化器官の働きを助ける働きに加えて、血行を促進する効果もあるのです。
よく「風邪には葱が効く」というのは、このアリシンをはじめとする多くの栄養が風邪に効果的だからなのでしょう。もし、体調を崩してしまった際には、九条葱を使用したお料理を食べてみてはいかがでしょうか?

九条葱をスーパーなどで購入する際は、葉がしゃきっとしていてピンと伸びているものが鮮度が良くておすすめです。また、緑色と白色の部分の色が鮮やかなほど新鮮だという証拠にもなります。までに、葉の部分にロウのようなものがついていますが、これも新鮮なネギだという証拠ですので、気にする必要はありません。
そして、ネギの保存方法ですが、そのままの長い状態ではご家庭の冷蔵庫で保存しにくいですよね。ですので、ネギを適度な長さに切り、濡らした新聞紙やキッチンペーパーなどを使って包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。この状態で保存していれば、一週程度は日持ちします。
ただし、保存している期間が長いほど鮮度と美味しさは落ちてきますので早めに使うことをおすすめします。
当店ではすき焼きや出汁しゃぶをはじめ、新鮮な九条葱を使ったメニューを多数ご用意しております。
是非当店で九条葱を使ったあたたかい料理をお召し上がりになり、厳しい寒さを乗り越えていただけたら幸いです。
皆様のご来店をスタッフ一同心よりお待ち申し上げております。

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