ブログ赤坂店

2021.8.3

矢生姜(やしょうが)

焼き魚に彩りとして添えられていることの多い「矢生姜(やしょうが)」。
茎が紅色をした細長い生姜です。
本日は、「矢生姜」についてお話しをさせていただきたいと思います。

矢生姜

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あしらいとして添えられる矢生姜(やしょうが)

矢生姜は、葉生姜の一種なのですが、一般的な葉生姜ではなく、「金時生姜」という品種の根茎がまだ小さくやわらかな状態を葉がついたまま収穫したものです。

 

焼き魚などのあしらいとして、日本料理店などで添えられることが多いもので、茎が鮮やかな紅色をしているのが特徴です。

矢生姜を甘酢に漬けに漬けたたものを「はじかみ」と言います。

 

この矢生姜は、愛知県の特産となっており、主にハウス栽培されているため、通年市場には出荷されています。

ただし、露地栽培の場合は、6月から7月にかけてが最も良く芽が伸びて収穫量が増える時期となります。

 

古くは明治初期頃から栽培されてきた矢生姜です、ピーク時には全国生産の70~80%を占める重要な農産物となっていたそうですが、現在は、中国からの安い輸入物の増加により栽培面積は激減し、「葉しょうが」中心に栽培するようになったそうです。

 

矢生姜の基本的な食べ方

焼き魚に添えられている鮮やかな赤い色の生姜、これが「はじかみ」です。

はじかみに手をつけずに残してしまう方もいらっしゃいますが、できるだけ召し上がっていただきたいと思います。

こちらを召し上がる時のマナーというべきものがございますので、ご紹介いたします。

 

見た目にとても美しいのですが飾りというだけでなく、箸休めや口直しの意味があるのです。

酢と生姜の色素が反応することで、この美しい色は天然に色づいたものです。

 

魚料理に添えられているのは、次の料理を食べる前に、魚臭さを感じる口をはじかみによって、甘酸っぱさと香りでさっぱりとさせるためなのです。

 

このはじかみ、召し上がるのは白っぽい「根部分」です。ここは、柔らかくなっています。こちらをかじって、(ピンク色っぽい)「茎部分」は、硬いのでお皿に残すようにします。

 

 

そして、はじかみを食べるタイミングとしては、「魚料理などを全部食べ終わってから」召し上がるのが一般的です。

次の料理へ行く前のお口直しとして、最後にお召し上がりください。

 

はじかみ生姜

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