氷頭膾(ひずなます)は希少性の高い珍味

氷頭膾(ひずなます)とは、おせち料理のとして正月の祝い膳に用いられる他、北海道や東北、北陸なその地域の郷土料理としても知られています。ちなみに、「氷頭」とは鮭の頭の軟骨のことを意味しています。

本日は、「氷頭膾」についてお話させていただきたいと思います。

氷頭膾(ひずなます)について

北海道や北陸、東北などの地域の郷土料理として親しまれている氷頭膾は、お正月のお祝い膳でもよく用いられることのある一品です。冒頭で触れたように、「氷頭」とは鮭の頭の軟骨のことを言います。なぜ、「氷頭」と呼ばれているのかと言うと、氷のように透き通っていることから、このように呼ばれているのです。

氷頭膾は、鮭の頭の軟骨を薄切りにし、酢締めにした膾の一つで、軟骨のコリコリとした食感が特徴です。

氷頭膾の作り方

鮭の頭の軟骨部分は、一匹から少ししかとることができない希少な部位ですので、氷頭膾はとても希少性の高い珍味だと言えます。どのように作るのかは、次の通りです。

まず、生の鮭の頭の部分を半分に切り、固い骨を取り除きます。
それを薄切りにして酢で洗い、しばらく酢に漬けた後に、粗めに切った大根、ニンジンと合わせて、砂糖、酢、塩を合わせた調味料であえて完成です。

お好みで千切りにした柚子を加えたり、イクラをのせると華やかさを加えることができます。

氷頭膾に含まれている栄養素について

鮭に含まれているアスタキサンチンには、アンチエイジング効果があるとされており、最近ではアスタキサンチンを使用した化粧品も販売されています。では、鮭の軟骨にもそのような嬉しい効果があるのでしょうか？

実は、鮭の頭の軟骨にもアンチエイジング効果があるとされている「プロテオグリカン」と言う成分が含まれているのです。「プロテオグリカン」は、タンパク質と糖鎖が結合した糖質の一種で、保湿成分に優れていることで知られています。アスタキサンチンと同様に安全性が高いことから、化粧品や健康食品にも多く使用されているのです。

また、他にも鮭の頭の軟骨である氷頭には、コラーゲンやヒアルロン酸、カルシウムといった成分も含まれているので、特に美容が気になる女性におすすめの食品なのです。

さっぱりとした味わいと、コリコリとした食感で親しまれている氷頭膾を、機会があったら、ぜひみなさまも召し上がってみてはいかがでしょうか。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。