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根芋の特徴

「根芋(ねいも)」をご存知でしょうか?芋茎(ずいき)の前段階である根芋は、春が旬です。生産量が少ないことから、スーパーなどでは見かけることが少なく、主に料亭などで楽しまれる野菜としても知られています。一方、シャキシャキとした歯ごたえある味わいのお料理から、とろりとした口当たり柔らかいお料理まで幅広いバリエーションで楽しまれている食材でもあります。本日は、根芋についてお話させていただきたいと思います。

 

根芋とは

根芋

「根芋(ねいも)」とは千葉県の柏市が特産品の野菜です。里芋を収穫したあとに、親いもをおがくずなどに埋め、そこから出た新芽が根芋です。じゃがいもの芽には毒素があると言われていますが、里芋の芽の部分には毒素はありません。茎をたべるため、日光に当たらないようにすることで、柔らかく白い色に育ちます(軟白栽培といいます)。

 

根芋は見た目が、「ウド」に似ていると言われることが多いようです。そのほとんど千葉県の柏市でのみの生産です。しかし、昔から栽培されてきたものありながら、根芋の栽培農家は、柏市内でも数軒だけと言われています。また、限られた地域での栽培しかされていないことや、栽培が難しいことから、生産量、流通量ともに少なく、スーパーなどで取り扱われる機会もほとんどありません。通常は、料亭や百貨店といった、一部にのみ卸されている野菜です。

 

根芋は、秋に里芋を収穫したあとに栽培されることから、1月~4月が旬の時期と言われており、春の野菜として楽しまれています。なかなか一般には流通していない根芋ですが、3〜4月には柏市の直売所で販売されていることもあります。

 

根芋のアク抜きと食べ方

里芋根芋は、アクが強いことで知られています。シュウ酸カルシウムが多いため、生食には向きません。アク抜きの下処理をしてから調理する必要があります。根芋のアク抜きは、主に3つの方法があります。一つ目は、塩水にさらす方法。二つ目は、お湯に酢を加え加熱する方法。三つ目が煮込む方法です。煮込む場合は、シャキッとした食感から、トロッとした食感に変わり、また違った味わいを楽しむことができます。また、大根おろしと一緒に茹でることで、白い色を損なわずにアク抜きすることも可能です。

 

根芋はクセのない味わいが特徴です。おひたし、和えもの、炒めものなどは、歯ごたえある食感も楽しめるお料理です。また、煮物や汁物などでは、トロッとした食感に変わり、味が染みたお料理になります。

 

根芋の栄養

根芋には、「アントシアニン」が含まれます。ポリフェノールの一種である、アントシアニンには、抗酸化作用が認められており、老化や目などのいろいろな症状、疾患に関わりがあるとされています。またアントシアニンには、血液をサラサラにするビタミンPに似た働きがあるそうです。フラボノイドとも呼ばれています。そのため、血液循環の機能への効果、また、食物繊維がおおく含まれることから、腸の動きの活性化が期待できます。

 

根芋をさらに成長させたものに「芋茎(ずいき)」があります。一般的なものは、八ツ頭の茎である「赤ずいき」です。ずいきは古くから、「古血を洗う」「血の道を通す」と言われてきたこともあり、芋茎となる前の根芋にも同様の効果が期待できるとされています。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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