ブログ赤坂店

2017.6.10

栄螺(サザエ)について

栄螺(サザエ)は、みなさんもよくご存じの通り食用の貝類の一つですよね。しっかりとした噛み応えが特徴的なサザエは、刺身やつぼ焼きなどで食べることが多いでしょう。

さて、本日は栄螺についてお話させていただきたいと思います。

栄螺(サザエ)の特徴

サザエ
「サザエの壺焼き」などでよく知られているサザエは、代表的な食用貝類の一種です。

トゲのある殻が特徴的ですが、種類によってトゲのないものもあります。小型のものだと、近縁種である「ナンカイサザエ」のように「姫さざえ」などの名前で市場に出回ることもあるのですが、決して「ヒメサザエ」という種類のサザエがあるわけではありません。

大きな殻を持つサザエは、殻高・殻径ともに10cm以上はあります。先ほども触れたように、殻にはトゲがあるものと無いものがあり、それぞれを「有棘型」または「無棘型」と呼びます。ただし、トゲの発達具合は様々で、成長の途中でトゲが出たり、逆にトゲがなくなったりすることもあります。トゲが発達したサザエを、水流のない水槽などに移して飼育してみると、その多くはトゲを形成しなくなるのだそうです。逆に、トゲの発達しないサザエを外海に放流してみると、トゲを形成することも知られているのです。

サザエの生態について

サザエは、主に潮間帯から水深30m程度までの岩礁に多く生息しています。ちなみに、浅い場所ほど小型のサザエが多く生息し、大型なものになるほど、深い所に生息する傾向があります。

夜行性であるため、動き回って海藻を削り取って食べます。
海水温が高い東アジアの外海に面した磯に多く生息し、日本近海では黒潮の影響を受ける日本列島太平洋側の九州から千葉県の外房辺りまでの海域や、対馬海流の影響を受ける日本列島東シナ海側の九州~朝鮮半島南部 、日本列島日本海側の秋田県男鹿半島辺りまでの海域にも生息しています。

食材としての利用

サザエ
サザエは、刺身はもちろん殻ごと焼いた壺焼きで食べるのが多いですよね。
貝の出口側に筋肉質な部位を持ち、帯状のはかまとはかまの辺りには青色をした砂袋や胃があります。さらにその奥には、生殖腺があるのです。サザエの生殖腺は、独特の苦みを持つと思われがちですが、実は苦いものではなく、甘いのです。

苦みがあるのは、わたのビラビラから渦巻き柄のあたりまでの間で、胃のあるあたりの部分です。 貝類は光過敏症などを引き起こす貝毒や重金属が蓄積することがあり、一般に市販ルートでは貝毒検査を経たものが取り扱われていますが、これらは、プランクトンを食する二枚貝が対象であり、栄螺は検査対象ではないです。

夏は産卵期に当たるため、サザエの旬の時期は冬から春ごろです。
サザエは、脂質が少なく、良質なたんぱく質を豊富に含み、さらにはビタミンやミネラルもバランスよく含んでる優秀あ食材でもあります。さらに、サザエには「コハク酸」が非常に多く含まれていることでも知られています。コハク酸とは、貝類特有の旨み成分であり、サザエいにはアワビの倍くらいの量を含んでいるのです。

サザエは、馴染みの深い食材ですよね。
改めてサザエの食材としての良さや、特徴を知っていただけたら光栄です。

当店はすき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
是非一度、当店自慢の料理をお召し上がりになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店心よりお待ちしております。

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