ブログ赤坂店

2019.6.22

抗菌食材の梅干し

抗菌食材として利用されることも多い梅干しは、暑くなるこれからの時期に欠かせませんよね。お弁当に添えるだけで彩りも鮮やかになる、万能食材として知られている梅干し。

本日は、抗菌食材としての梅干しについてお話していきたいと思います。

梅干しが持つ効能

梅干し
「お弁当に梅干しを入れてくと、傷みにくくなる」ということで、特に夏のお弁当作りに梅干しは欠かせないですよね。なぜ、そのように考えられているのか、みなさんご存知でしょうか?
その理由は、梅干しには防腐効果や殺菌効果があるからです。

梅干しに含まれているクエン酸には、食中毒を引き起こす菌が増殖することを抑制する働きがあることでも知られています。クエン酸とは、梅干しが持つ酸っぱい成分のことです。このクエン酸そのものにも食中毒を予防する作用がありますが、その他にも食中毒予防を後押しする働きがあるのです。梅干しを食べると、クエン酸によるその酸っぱさから唾液が多く分泌されますよね。唾液にも多くの殺菌作用があることから、梅干しを食べることで間接的に食中毒を予防することになるというわけです。

ただし、梅干しをお弁当に添えるだけでは、梅干しが持つ防腐効果や殺菌効果を発揮することはできません。梅干しがこれらのような効果を発揮するのは、梅干しが触れている部分だけですので、お弁当やおにぎりに使用する場合は、混ぜご飯などにしないと意味がないということになります。
そこでおすすめなのが、ご飯を炊飯器で炊く際に梅干しを1粒いれておくことです。これで、通常通り炊いたお米よりも痛みにくくなります。

梅干しの抗菌作用への過信に注意

梅干し
「梅干しを入れているから大丈夫」と、梅干しパワーへの過信は禁物です。先ほどもお伝えしたように、梅干しの殺菌・防腐効果は梅干しが触れている部分にしか効果がないことに加えて、スーパーなどで売られている梅干しには食中毒を予防するための効果はあまり期待できない場合も多くあります。
最近スーパーで売られている梅干しは、減塩されていたりマイルドなしょっぱさのはちみつ漬けなど、比較的食べやすく感じるものが主流ですよね。それらは、食中毒予防のために重要なクエン酸や塩分の含有量が少ないので、「昔ながらの梅干し」に比べると、殺菌や防腐の効果が弱いと言えるのです。
そうはいっても、例えば、おにぎりの具の定番であるツナや昆布などと比較すると、梅干し入りのものの方が傷みにくいのだそうです。
要は、梅干しが持つ効果だけに頼り過ぎることは危険だということです。

食中毒の予防には紫蘇も効果的

独特の風味を持つ紫蘇は、薬味として使用されることが多い食材ですよね。実は、梅干しだけでなく紫蘇にも、食中毒を予防する作用があるのです。
紫蘇の香りは、「ペリルアルデヒド」と呼ばれるポリフェノールの一種で、この成分に抗菌・防腐の作用があります。紫蘇の葉をお弁当に添えるだけで彩りも良くなりますし、一石二鳥ですね。

これからますます暑くなる夏を元気に乗り越えるには、食事からの栄養と十分な睡眠が必要です。
食中毒に気をつけて、美味しい食事を楽しみましょう。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。
是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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