ブログ赤坂店

2020.5.10

土佐の儀式食、皿鉢料理

みなさま、「皿鉢(さわち)料理」をご存知でしょうか?土佐藩(現在の高知県)の郷土料理であり、昔から行事食として親しまれ魚介などの様々な料理が豪快に盛りつけられている料理です。
本日は、土佐の「皿鉢料理」についてお話しをさせていただきたいと思います。

皿鉢料理の歴史

皿鉢料理について
皿鉢料理の歴史は古く江戸時代まで遡ります。日常的に食べるものではなく、宴席などの行事食として用いられていました。
当時は正式な儀式食であり、宴の席を彩る料理として親しまれていたようです。また、皿鉢は贅沢品として扱われていたため庶民の間で使われることはなく、武士などの一定階級の者が料理を楽しんでいたといいます。
皿鉢料理の読み方は現代では「さわちりょうり」と呼ばれますが、「さはち」や「さらち」と呼ぶ方もいます。皿鉢料理に使われる器は室町時代から作られていたようです。当時は浅鉢、深鉢、大皿などと器に合った呼び方をしていましたが、江戸時代に入ってからはこれらの器を「皿鉢」と呼ぶようになりました。

様々な具材が豪快に盛り付けられる「皿鉢料理」は、農作の儀式である収穫祭などの宴に用いられていましたが、その際に「皿鉢料理」を神前に供えられ、その後の宴で儀式に参加した人々が食べていたと言われています。
そうすることで神と人が分かち合い料理を食べるという意味があり、皿鉢料理を食べることも儀式の一貫とされていました。

皿鉢料理の食材

皿鉢料理の食材
皿鉢料理の基本的な食材は、大きく分けて「生」・「組み物」・「すし」の3点。「生」は、鰹などの刺身のことで高知県の魚介名物や旬の魚を使ったりします。「組み物」は煮物、焼き物、和え物のことで、バランと呼ばれる葉っぱの模様をした飾りで組み物を仕切る役割と料理の傷み具合を見る指標として使われていました。「すし」は皿鉢料理に欠かせないものとして出されていました。

大きな皿に魚介などの食材が盛り付けられ、彩り豊かな「皿鉢料理」は高知県の郷土料理として今でも親しまれ、皿鉢料理を味わえるお店もあります。機会があれば是非、お酒と共に「皿鉢料理」を味わってみてはいかがでしょうか。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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