ブログ赤坂店

2018.4.29

イカナゴはご存知でしょうか

イカナゴと言う魚を、みなさんご存知でしょうか?関西ではお馴染みの魚で、春の訪れを感じさせてくれる魚でもあります。

さて本日はイカナゴについてお話しさせていただきたいと思います。

イカナゴとは

イカナゴ
イカナゴとは、スズキ目イカナゴ科の魚で、「玉筋魚」と書きます。
メバルやさわら、桜鯛などのように、「春を告げる魚」としても知られています。イカナゴの体長は20センチ程度で、水温が15度を超えると砂に潜って夏眠し、12~1月になると綺麗な底砂に産卵します。産卵の場所にする底砂とは、淡路島の西側沖の「鹿の背」や東側沖の「沖の瀬」が有名です。

イカナゴの漁は、2月後半に解禁され、4月末頃までが漁期とされています。
年が明けて1月になると、親の釜揚げ「カマスゴ」が伊勢湾や大阪湾などで出回るようになりますが、親のカマスゴは鮮魚での入荷はされません。

イカナゴ漁

ここで、イカナゴ漁についても少し触れておきたいと思います。
イカナゴ漁は、2隻の漁船で魚群を囲むように行う方法です。2隻の漁船が八の字の方向に展開しながら投網し、終わると平行に引網するという漁法なのです。

イカナゴを使ったお料理

イカナゴ
次にイカナゴを使ったお料理をいくつかご紹介していきたいと思います。

イカナゴ1年物の子供を「新子」というのですが、その新子を釜ゆでしたものを「新子(しんこ)」もしくは、単にいかなごの「釜揚げ」といいます。シンプルですが、素材の味が引き立てられておいしいものです。

また、イカナゴの釘煮もおすすめです。3~4cmぐらいの大きさの新子を、釜ゆでせずに独特の佃煮に仕上げたものが「いかなごの釘煮」です。イカナゴの釘煮は、神戸から明石方面の名産とされています。
ちなみに、「釘煮」という名前の由来は、昔神戸市垂水漁協の組合長さんが、「さびて折れ曲がった釘」のようだと言ったエピソードにあるのだそうです。

現在では、その家庭ごとにオリジナルの「釘煮」を炊くようになり、関西では春をつげる風物詩の一つとされているのです。

イカナゴを使ったお料理としては、かき揚げもおすすめです。かき揚げを作る際は、いかなごを傷つけないように水でかるく洗うのコツです。天ぷら粉、もしくは小麦粉を冷たい水で軽く溶き、そこへイカナゴを入れてかるく混ぜ、適量をてんぷら鍋に入れて下さい。
その際、油が飛び跳ねるので、火傷には注意しましょう。
カラッときつね色に揚がれば出来上がりです。
塩をまぶして食べるのもいいですが、レモンを搾ってもさっぱりした味わいでおすすめです。

このように、イカナゴは釘煮をはじめとして、釜揚げやかき揚げにしても美味しく食べることができる旬の食材です。
小さくて、味にクセもないため、とても食べやすい魚です。
ぜひ、みなさまも旬のイカナゴを存分に味わってみてはいかがでしょうか?

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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