ブログ赤坂店

2018.9.12

お茶の種類と違いについて

お茶を飲む習慣が日本人にはありますが、元々は中国から伝わった飲み物です。また、ひと言で「お茶」と言っても、緑茶や紅茶など、その種類は豊富です。

本日は、お茶についてお話させていただきたいと思います。

 

お茶の種類

お茶
お茶は、茶葉を発行させる方法によって様々な種類のお茶になることをご存知でしょうか?
その代表的な物に、酸化発酵を行わせた「紅茶」と、酸化発酵を行わせない「緑茶」があります。茶葉に含まれている酵素が、茶葉の中に含まれるカテキンなどといった300種類以上の成分と反応するに連れて、ポリフェノールの一つであるテアフラビンなどを生成します。これらの成分により、お茶の味や香りが左右されるのです。
また、このように酸化発酵が進むにつれて、葉緑素であるクロロフィルも酸化されていくため、お茶の色は緑から暗色へと変化するのです。

中国茶では、緑茶、白茶、黄茶、青茶、紅茶、黒茶の大きく6種類の区別が用いられているそうです。
これらについても、少し触れていきましょう。

■緑茶
緑茶は、不発酵のお茶です。中国茶の場合は、摘採後に発酵が始まる前に釜炒りすることで、酵素を不活性化するのだそうです。その後、揉捻、乾燥して仕上げられます。
ちなみに、日本茶の場合は、釜炒りではなく茶葉を蒸すことで発酵するのをおさえます。

■白茶
白茶は、弱発酵させたお茶です。中国福建特産の希少なお茶として知られ、原料には茶葉の芽に白い産毛がびっしりと生えているものを使用します。摘採後は、放置して水分を飛ばしながら酸化発酵を行わせ、火入れして酸化発酵を止めることによって仕上げます。

■黄茶
黄茶は、弱後発酵したお茶です。白茶と同様に希少なお茶として知られています。収穫した茶葉を風邪通しの良い暗所で放置して内部の酵素による微発酵を促すことはせずに、加熱処理が行われます。その際は低い温度から始めて徐々に温度を上げて、その後は徐々に温度を下げることによって一定の酸化発酵を行うことができます。
加熱処理を行った後は、高温多湿の場所に置き、酸化酵素や微生物の働きによらず高温多湿の環境でポリフェノールやクロロフィルを酸化させる工程を行います。そうすることによって、茶葉の色が黄色くなるのです。

■紅茶
紅茶は、完全発酵したお茶です。収穫した茶葉を風邪通しの良い暗所で放置し、内部の酵素による微発酵を促した後、揉捻を行うことによって茶葉の細胞組織を壊し、酸化発酵を進行させます。さらに、温度や湿度に加えて通気を調整し、茶葉が赤褐色になるまで急速な酸化発酵を行います。そして最後に乾燥、加熱して仕上げるのです。

日本のお茶の歴史

茶葉
いつ、お茶が中国から日本に伝わったのかは明確にわかっていませんが、805年に唐から帰国した最澄が茶の種子を持ち帰り、比叡山山麓の坂本に植えたことが始まりだと言われています。
最近の研究によると、お茶は奈良時代に日本へ伝来していた可能性が強いとされています。ただし、その時代に伝わったお茶は纏茶(てんちゃ)であったと考えられています。実際に、お茶は江戸時代前期では贅沢品とされていましたが、やがて有利な現金作物として生産が増えたことにより、次第に普及していったそうです。

明治時代に入り西洋文明が日本へ入ってくると、コーヒーと共に紅茶も持込まれたため、徐々に普及していきました。昭和期には、「減量に効果的」だということで、半発酵茶の烏龍茶が注目を集め、伊藤園やサントリーなどのメーカーから缶入り烏龍茶が発売されると、現在のような一般的な飲み物としてさらに定着してきたのです。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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